2015年度 個人的エロゲランキングBest5
はい、昨年同様やってみようかと。
2015年度 個人的エロゲランキングBest5をまとめてみた。
2015年発売でなく、2015年度でプレイしたランキングなんであしからず。
文章自体はかなり3月時点で書けてたけど、ダラダラと放置してたらもう7月に…。
時期外れ感ハンパないけど勿体無いので。(昨年と同様
5位 「恋×シンアイ彼女」
切っ掛けは星奏√の騒動で気になったので購入。
星奏√のネタバレをしている状態でプレイしたので、発売日購入クリアの人とは感想は共有出来ないと思う。
仮に自分がネタバレ無しでクリアしていたら、そのチャレンジ精神に点数高めに付けたとは思うけど、流石にネタバレ済では衝撃はほぼ無かった。
むしろもっとエグい話を期待していたので少し肩透かしだったかも。
しかし、騒動にならなければ手に取ることは無かったので難しいところ。
彩音、星奏√は楽しめたが他2人は記憶に残っていないので、新島夕テキストは上手いなと思った。
4位「ハピメア -Fragmentation Dream-」
ハピメアの続編。
ハピメア本編の雰囲気は素晴らしいとは思っているが、夢の為にコロコロ変化する展開と主人公のダウナーな感じが疲れるのであんまり好きではなかった。
しかし、本作はFD的な感じで小話をサクッと楽しめる構成なので気軽に起動してチマチマ進められた。
特筆は舞亜関連での2つのシーン。
テキスト、CG、BGMが綺麗に一つのシーンを創りだしていた。
こういうシーンが表現出来るからビジュアルノベルが好きなんだと思わせてくれた。
3位 「夏の終わりのニルヴァーナ」
もう日常のギャグシーンが苦痛で堪らない。
ギャグセンスがない人が無理矢理笑わせようとするとここまで酷くなるのかと体験出来た。
そして普段何気なくプレイしている可もなく不可もない日常を描けるライターに感謝をした。
…とこき下ろした訳だけど、それでこの順位なのは後半のシリアス部分が圧巻だから。
仏教とそれぞれのヒロインの「業」を絡めて大変説得力ある話となっている。
多少説教臭くもあるが、ライターが仏教について造形が深くそれでいてテキストも読みやすい。
ついこのライターの他作がないか探したほど魅力あるテキストであった。(日常描写は酷いが。
ラストもご都合主義を排して完全なるハッピーエンドでは無いのが大変好み。
このロングムービーを見て面白そうと思えば買いかも。特に後半。歌詞も逸品。
2位 「PRIMAL×HEARTS」
自分でも萌えゲーをこの位置に持ってくるとは思わなかった。
あまりプレイ本数が多くないのも起因しているとは思うけど、本作は減点方式で考えると引くところがほとんど見当たらなかった。
シナリオ的には驚きや伏線回収など皆無である。
しかし、シナリオゲーと萌えゲーではそもそも求めているものが違うのは当然で、萌えゲーに自分が欲しいと思っている「可愛いキャラ」「美麗なCG」「濃いエロ」「不愉快にならないシリアス展開」「素敵な主人公」がほぼ体現出来ていた。
まさかま~まれぇどからここまでレベル高い作品が出るとは予想外。
以前から絵は良いけどシナリオがお察しと聞いていたので、今後もこの調子で安定した萌えゲーを作って欲しいと思う。
1位 「サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-」
10年延期の超大作。(感想)
まさかホントに出るとは思わなかったw
内容については意味深な発言連発やあまり上手くない日常会話には不満がある。
また、絵については崩れているものが多い。素晴らしき日々はまったくそういったところが無かったので残念。
しかし、インパクトあるシーンや伏線回収はやはり素晴らしかった。
間違いなく2015年の代表作だろう。
そもそもここまでの大作を作り込めるメーカーがどれほどあるだろうか。
続編「サクラノ刻」も決定しているので早くやりたいものである。
当たった色紙は家宝(自慢
裏1位 「西暦2236年」
やっぱすごいよ!西暦2236年!(感想)
昨年度プレイした中で商業ではサクラノ詩が1位なわけだけど、プレイ後同じくらい時間が経っているのにこちらの方が心に残る、ふと考えることが圧倒的に多い。
つまりは心に食い込んでいる。
珍しく2周目プレイもしたし、それでいてまだ周回したいと思わせてくれる。
Trueの後半部分だけならもう10回以上はプレイしたかも。
あの一連の流れと結論が最高に好きだし、それに至る過程が丁寧&センス溢れる表現で魅力的。
それならこれを1位にしろと言われそうだけど、なんか本作は向かっている方向が商業とは別ベクトルの作品なんで比べるのも変な感じがしてしまったので別枠とした。
というわけで2015年プレイベスト5でした。
昨年思い返すには時期がズレ過ぎた感あるけど、とりあえず商業エロゲのプレイ本数減ったなと思った。
最近は同人中心に移行しつつある気がしてならない。
やはり単純に商業エロゲはプレイ時間が長すぎるので、その面でキツいかも。
でも面白いのはそりゃやってみたいので今年もそんな名作が出ることに期待。
おまけ。
せっかくなんで簡易で2015年ノベルゲランキングも
5位:私は女優になりたいの
「西暦2236年」と同じサークル作品。
カオスゲーの一言に尽きる。
奇抜なキャラクター、素人くさい声優の演技、魔法少女、ボーカル曲の多さ、様々なタッチで描かれるキャラ。
もうホントにごった煮。
しかし、そのごった煮を意味あるものに着地させる手腕は見事というしかない。
実験作でありながらしっかりと楽しませてくれる。
フリーなので是非。
4位:Humanity
最近は「ノラと皇女と野良猫ハート」を製作したライターはと氏の同人時代の作品。
同人作品の中でも高得点を維持しており、いつかやってみたいとずっと思っていてついにプレイした
とりあえず奇人、変人が織りなす怒涛のギャグ攻勢に圧倒される。
スベりまくりのものもあるが、もう勢いでいつの間にかしょうもないものでも笑える体にされる。
約85%はギャグと思えるくらいの量であり、ギャグの質には玉石混交ありつつもよくそこまで書けるなと感心する。
そして残りの部分がシリアスとなるわけだけど、本作は想像以上に世界設定・背景が深い。その設定とギャグというものが合わさってなんとも言えない読後感を味わえる。
ここまでギャグ描写を上手く作品根幹に練り込んでくるとは感心した。
3位:アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ
ノベルーゲーム作っていたと思ったら人生について考えさせられた。
分類すると青春モノになる気もするけど、それだけではくくれない濃さがある。
先輩の「結婚」シーンとかそう他作では見れないのではないだろうか。
なんか色々考えさせられた。
と青春モノと思っていたら最後には「ああ、これは確かに最強のノベルゲームを製作するゲームだ」と思わせてくれる展開で胸熱。
しかもしかも作中の伏線をしっかりと回収してくれる!
これだけの要素を詰め込まれて私が嫌いになるわけがない!
SFモノとしても青春モノとしてもモノづくりモノとしても楽しめるので、プレイしていたらなにかしら好みな部分があるはず。
こちらもフリーなので是非。
2位:うたわれるもの 偽りの仮面
うたわれるもの大好き。
あの世界観、ケモノ耳、SF要素、楽しい日常描写と過酷な戦闘描写。
その続編とあればプレイしないわけにいかない。
まあ、正直内容についてはそこまで面白いとは思えなかった。
続編ということで主人公よりはプレイヤーである私の方がこの世界の秘密について知っている状態なので、展開の驚きについては共有出来なかった。
また1の戦国状態と違い、こちらは平定されている国なので日常描写が多くメリハリが少なかった。内容も飲み食いやホモネタなども多く微妙。
改めて1のバランスの良さ、それぞれのキャラの魅力を表現するイベントの散りばめ方が素晴らしかったなと思った次第。
しかし再びこの世界観に浸れたことでもう満足。
次作で完結ということで1の無駄な後付だったと言われないような作品にして欲しい。
舞台はトゥスクルがメインになってくると思うのでそこらへんも期待。
やっぱ1キャラが好きすぎる…。2で好きなキャラ少ない…。
1位:CHAOS;CHILD
まさかここまでの作品とは。(感想)
前作のカオスヘッドは面白い部分がありつつも全体的に見た時にそこまで惹かれる部分は無かった。
その続編でこれだけの完成度を構成出来るとは見事というしかない。
しかも単独ライターでなく複数ライターではあるが特にルート格差も感じなかった。
製作の際にそれぞれ入念なすり合わせができている証拠だと思う。
ある部分で一気にジェットコースターのような急展開を迎える。
今まである意味傍観者でゲームを楽しんでいたのに一気に当事者として作品世界に引き込まれる間隔は中々ない。
据えたテーマも逸品でそれを説教するような形でなくゲームをプレイすることでユーザーが受け取れるようにしている。
「起承転結」の構成が完璧。
シュタゲに続いてカオチャという名作を製作してしまい更にハードルが上がって大変だとは思うが、またこのレベルの作品が出るかもと期待してやまない。
2015年度 個人的エロゲランキングBest5をまとめてみた。
2015年発売でなく、2015年度でプレイしたランキングなんであしからず。
文章自体はかなり3月時点で書けてたけど、ダラダラと放置してたらもう7月に…。
時期外れ感ハンパないけど勿体無いので。(昨年と同様
5位 「恋×シンアイ彼女」

切っ掛けは星奏√の騒動で気になったので購入。
星奏√のネタバレをしている状態でプレイしたので、発売日購入クリアの人とは感想は共有出来ないと思う。
仮に自分がネタバレ無しでクリアしていたら、そのチャレンジ精神に点数高めに付けたとは思うけど、流石にネタバレ済では衝撃はほぼ無かった。
むしろもっとエグい話を期待していたので少し肩透かしだったかも。
しかし、騒動にならなければ手に取ることは無かったので難しいところ。
彩音、星奏√は楽しめたが他2人は記憶に残っていないので、新島夕テキストは上手いなと思った。
4位「ハピメア -Fragmentation Dream-」

ハピメアの続編。
ハピメア本編の雰囲気は素晴らしいとは思っているが、夢の為にコロコロ変化する展開と主人公のダウナーな感じが疲れるのであんまり好きではなかった。
しかし、本作はFD的な感じで小話をサクッと楽しめる構成なので気軽に起動してチマチマ進められた。
特筆は舞亜関連での2つのシーン。
テキスト、CG、BGMが綺麗に一つのシーンを創りだしていた。
こういうシーンが表現出来るからビジュアルノベルが好きなんだと思わせてくれた。
3位 「夏の終わりのニルヴァーナ」

もう日常のギャグシーンが苦痛で堪らない。
ギャグセンスがない人が無理矢理笑わせようとするとここまで酷くなるのかと体験出来た。
そして普段何気なくプレイしている可もなく不可もない日常を描けるライターに感謝をした。
…とこき下ろした訳だけど、それでこの順位なのは後半のシリアス部分が圧巻だから。
仏教とそれぞれのヒロインの「業」を絡めて大変説得力ある話となっている。
多少説教臭くもあるが、ライターが仏教について造形が深くそれでいてテキストも読みやすい。
ついこのライターの他作がないか探したほど魅力あるテキストであった。(日常描写は酷いが。
ラストもご都合主義を排して完全なるハッピーエンドでは無いのが大変好み。
このロングムービーを見て面白そうと思えば買いかも。特に後半。歌詞も逸品。
2位 「PRIMAL×HEARTS」

自分でも萌えゲーをこの位置に持ってくるとは思わなかった。
あまりプレイ本数が多くないのも起因しているとは思うけど、本作は減点方式で考えると引くところがほとんど見当たらなかった。
シナリオ的には驚きや伏線回収など皆無である。
しかし、シナリオゲーと萌えゲーではそもそも求めているものが違うのは当然で、萌えゲーに自分が欲しいと思っている「可愛いキャラ」「美麗なCG」「濃いエロ」「不愉快にならないシリアス展開」「素敵な主人公」がほぼ体現出来ていた。
まさかま~まれぇどからここまでレベル高い作品が出るとは予想外。
以前から絵は良いけどシナリオがお察しと聞いていたので、今後もこの調子で安定した萌えゲーを作って欲しいと思う。
1位 「サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-」

10年延期の超大作。(感想)
まさかホントに出るとは思わなかったw
内容については意味深な発言連発やあまり上手くない日常会話には不満がある。
また、絵については崩れているものが多い。素晴らしき日々はまったくそういったところが無かったので残念。
しかし、インパクトあるシーンや伏線回収はやはり素晴らしかった。
間違いなく2015年の代表作だろう。
そもそもここまでの大作を作り込めるメーカーがどれほどあるだろうか。
続編「サクラノ刻」も決定しているので早くやりたいものである。
当たった色紙は家宝(自慢

裏1位 「西暦2236年」

やっぱすごいよ!西暦2236年!(感想)
昨年度プレイした中で商業ではサクラノ詩が1位なわけだけど、プレイ後同じくらい時間が経っているのにこちらの方が心に残る、ふと考えることが圧倒的に多い。
つまりは心に食い込んでいる。
珍しく2周目プレイもしたし、それでいてまだ周回したいと思わせてくれる。
Trueの後半部分だけならもう10回以上はプレイしたかも。
あの一連の流れと結論が最高に好きだし、それに至る過程が丁寧&センス溢れる表現で魅力的。
それならこれを1位にしろと言われそうだけど、なんか本作は向かっている方向が商業とは別ベクトルの作品なんで比べるのも変な感じがしてしまったので別枠とした。
というわけで2015年プレイベスト5でした。
昨年思い返すには時期がズレ過ぎた感あるけど、とりあえず商業エロゲのプレイ本数減ったなと思った。
最近は同人中心に移行しつつある気がしてならない。
やはり単純に商業エロゲはプレイ時間が長すぎるので、その面でキツいかも。
でも面白いのはそりゃやってみたいので今年もそんな名作が出ることに期待。
おまけ。
せっかくなんで簡易で2015年ノベルゲランキングも
5位:私は女優になりたいの

「西暦2236年」と同じサークル作品。
カオスゲーの一言に尽きる。
奇抜なキャラクター、素人くさい声優の演技、魔法少女、ボーカル曲の多さ、様々なタッチで描かれるキャラ。
もうホントにごった煮。
しかし、そのごった煮を意味あるものに着地させる手腕は見事というしかない。
実験作でありながらしっかりと楽しませてくれる。
フリーなので是非。
4位:Humanity

最近は「ノラと皇女と野良猫ハート」を製作したライターはと氏の同人時代の作品。
同人作品の中でも高得点を維持しており、いつかやってみたいとずっと思っていてついにプレイした
とりあえず奇人、変人が織りなす怒涛のギャグ攻勢に圧倒される。
スベりまくりのものもあるが、もう勢いでいつの間にかしょうもないものでも笑える体にされる。
約85%はギャグと思えるくらいの量であり、ギャグの質には玉石混交ありつつもよくそこまで書けるなと感心する。
そして残りの部分がシリアスとなるわけだけど、本作は想像以上に世界設定・背景が深い。その設定とギャグというものが合わさってなんとも言えない読後感を味わえる。
ここまでギャグ描写を上手く作品根幹に練り込んでくるとは感心した。
3位:アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ

ノベルーゲーム作っていたと思ったら人生について考えさせられた。
分類すると青春モノになる気もするけど、それだけではくくれない濃さがある。
先輩の「結婚」シーンとかそう他作では見れないのではないだろうか。
なんか色々考えさせられた。
と青春モノと思っていたら最後には「ああ、これは確かに最強のノベルゲームを製作するゲームだ」と思わせてくれる展開で胸熱。
しかもしかも作中の伏線をしっかりと回収してくれる!
これだけの要素を詰め込まれて私が嫌いになるわけがない!
SFモノとしても青春モノとしてもモノづくりモノとしても楽しめるので、プレイしていたらなにかしら好みな部分があるはず。
こちらもフリーなので是非。
2位:うたわれるもの 偽りの仮面

うたわれるもの大好き。
あの世界観、ケモノ耳、SF要素、楽しい日常描写と過酷な戦闘描写。
その続編とあればプレイしないわけにいかない。
まあ、正直内容についてはそこまで面白いとは思えなかった。
続編ということで主人公よりはプレイヤーである私の方がこの世界の秘密について知っている状態なので、展開の驚きについては共有出来なかった。
また1の戦国状態と違い、こちらは平定されている国なので日常描写が多くメリハリが少なかった。内容も飲み食いやホモネタなども多く微妙。
改めて1のバランスの良さ、それぞれのキャラの魅力を表現するイベントの散りばめ方が素晴らしかったなと思った次第。
しかし再びこの世界観に浸れたことでもう満足。
次作で完結ということで1の無駄な後付だったと言われないような作品にして欲しい。
舞台はトゥスクルがメインになってくると思うのでそこらへんも期待。
やっぱ1キャラが好きすぎる…。2で好きなキャラ少ない…。
1位:CHAOS;CHILD

まさかここまでの作品とは。(感想)
前作のカオスヘッドは面白い部分がありつつも全体的に見た時にそこまで惹かれる部分は無かった。
その続編でこれだけの完成度を構成出来るとは見事というしかない。
しかも単独ライターでなく複数ライターではあるが特にルート格差も感じなかった。
製作の際にそれぞれ入念なすり合わせができている証拠だと思う。
ある部分で一気にジェットコースターのような急展開を迎える。
今まである意味傍観者でゲームを楽しんでいたのに一気に当事者として作品世界に引き込まれる間隔は中々ない。
据えたテーマも逸品でそれを説教するような形でなくゲームをプレイすることでユーザーが受け取れるようにしている。
「起承転結」の構成が完璧。
シュタゲに続いてカオチャという名作を製作してしまい更にハードルが上がって大変だとは思うが、またこのレベルの作品が出るかもと期待してやまない。