穂高望のすゝめ (inspire(11作品)、PHASE(4作品)、他3作、計18作の感想まとめ)

inspireというメーカーの存在は知ってはいたが、一年前の時点では未プレイだった。
しかし、「femme fatale」をプレイしたことを皮切りに穂高望というライターのテキストにすっかり魅了された結果、inspire(11作品)PHASE(4作品)をフルコンプ、穂高望がライターの他メーカー3作品をプレイした。

”文章単体”でめちゃくちゃ魅了されたのは
「田中ロミオ」「瀬戸口廉也」「トノイケダイスケ」「連悠太」がパッと思い浮かんだが、
「穂高望(PHASE)」が新たに加わった。
「今になって穂高望(inspiredir)を推せる喜び、とかえで通りの今」
こんな熱心な方がいらっしゃるくらいなので、昔から一部で有名なライターだったのだと後で知った。
恐らく、エロゲ初心者の若い頃ならここまでハマらなかったと思う。
それぞれのプレイ時間は短めなので、社会人となった今では大変プレイしやすかったのも一因かと。
一番の魅力は作品の「雰囲気」。
また、エロテキストは今までプレイしたエロゲーの中で一番好みと自信を持って言える。
SEXに至るまでの背景も含めて本当にエロい。
せっかくなので作品を紹介していく。基本Twitterの呟きだが。
優劣はその時の気分で変わるので順位は付けていない。
下に行くほど好みなのかなと思って頂ければ。
プリンプリンしぇ~く!(DL版、SRGY)

プレイしなくていいです!!(直球「プリンプリンしぇ~く! 」終わり。1h程度。自分にとってまっったく面白い要素が無かった。ライターが違うのではと思うほど終始コミカルで、行間を読むような雰囲気は皆無。明るい抜きゲー。過去作のPretty Crisisもこんなノリならプレイするの辛いな…。 pic.twitter.com/YE6euggqdk
— たいき (@taiki_VA) 2017年10月1日
一ミリたりとも面白いと思う部分が無かった。
原画家の塗りもいつもと違って好きでない。
エロも興奮できず。エロに至るまでの人物が持つ背景がどれほど重要か再認識した。
Pretty Crisis(SRGY)

「Pretty Crisis」終わり。仮想XPでプレイしたからかたまにフリーズするし、それ以上に王女様を教育するSLGシステムだったのでメッチャめんどくさかった。テキストだけ読みたいだけなので苦行。CG表示条件も厳しいのが多い。肝心のシナリオも、システムのせいもあり魅力的に思えず大変残念だった。 pic.twitter.com/9iW82MAJRX
— たいき (@taiki_VA) 2018年7月8日
目指したものは分かるが、それが作品完成度に至っていなかった。
しかし、続編である2ndをプレイするならやっておいた方が当然良い。
「サリナ」の主人公と幼馴染でお互い初体験の相手。
その後町の男と結婚したが、今は別れて一人で宿屋を経営しているという設定はメッチャ好き。

↓ちなみに2ndでの絵はこちら。上達すごい。

超えられない壁
folklore(DL版、SRGY)

「folklore」終わり。1時間くらい。当たり前だけど絵がfemme fataleより上手くなってた。内容は北欧の村にありそうな伝承物語って感じ。オリジナリティはあんまりないかな。相変わらず絵、テキスト、BGMでの雰囲気が良かった。 pic.twitter.com/OywTOhIBTd
— たいき (@taiki_VA) 2017年5月20日
呟いてもいたが実際の北欧にある昔話をノベルゲーム化したような内容。
ちょっとした短編を読みたい時にちょうどいいと思う。
quadrant(SRGY)

「quadrant」終わり。雰囲気が(ry 1998年製のinspire処女作だけあって作りは荒い。しかし読み物としては十分楽しめる出来だった。この時点でこのブランドの作風は完成され、その後一切ブレないってのはすごい。まあ、だからこそ作りたい作品を出し切ったから新作出さなくなったのかもだが…。 pic.twitter.com/gW6KZMDK6H
— たいき (@taiki_VA) 2018年7月1日
ノベル化もしている(執筆は穂高望氏ではないが
記載されていた相関図が作品理解に役立って良かった。


審問(DL版、SRGY)

「審問」終わり。1時間未満。抜きゲーに分類されるけど、相変わら雰囲気作りとテキストが良くて楽しめた。やはりシリアスシナリオは良い。ギャグ寄りの「プリンプリンしぇ~く!」は面白いと思うところ皆無だった…。このライターさんは少年が女性を犯すシチュ好きだなw pic.twitter.com/iuL9zxi1lP
— たいき (@taiki_VA) 2017年10月7日
あゆみ(DL版、SRGY)

「あゆみ」終わり。1時間未満。雰囲気が(ry
— たいき (@taiki_VA) 2017年10月7日
これでPHASE名義作は全てプレイしたが、
立秋>あゆみ≧審問>>>>>>>>>>>>プリンプリンしぇ~く!
だった。 pic.twitter.com/1wxWpMjtpb
ambience(SRGY)

「ambience」終わり。「quadrant」系譜の館物。王女に女を教えるシュチュは「Pretty Crisis」。雰囲気良い(n回目 攻略が大変面倒くさいし、バグも多いのでよろしくない。でも攻略サイトのおかげとテキストが良いので最後まで楽しめた。それぞれのキャラの背景と心理描写が相変わらず上手い。 pic.twitter.com/fjV1Wnzaca
— たいき (@taiki_VA) 2018年7月1日
立秋(DL版、SRGY)

「立秋」終わり。対ノ日みたいな感じだけど、更に主人公とヒロインの年齢が下がったのでおねしょた感が増した。主人公(中◯生?)の猿みたいな性欲描写とかほんと上手い。穂高望氏のエロテキストがエロゲで一番好きかも。エロテキストって結構スキップしたりするけど、氏の作品だとそんな気がおきない pic.twitter.com/6eWXbTJUDo
— たいき (@taiki_VA) 2017年9月18日
水都幻想(SRGY)

「水都幻想」終わり。約6h。灰村キヨタカ氏の原画が魅力的。ヴェニスの娼館を舞台とした雰囲気ゲー。短いながら原画&テキストの相乗効果で狭い世界に感じなかった。娼館が舞台なのに娼婦ヒロインは一人だけだったのはなんか勿体無い感。相変わらずエロテキストは上質。 pic.twitter.com/EarFKmnvd2
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月12日
chill out(DL版、SRGY1,2)

「chill out」終わり。身寄りの無くなった主人公が、別荘にて血の繋がりのない精神的な姉、妹と関係を持ちまくって、その歪な関係を変えようとする話。短すぎるのでアレだがやっぱり雰囲気が最高。盛り上がり箇所が皆無でも読み進んでしまう。CVは一色ヒカル、榊原ゆいで安定。 pic.twitter.com/4fMt8fKtw6
— たいき (@taiki_VA) 2017年9月24日
元はテックジャイアンのオリジナル企画作品。
TG5月号(3/20発売)より連載開始! 神宮寺りお&穂高望が贈るノベルタイプADV『chill out』。その公式HP
— ジャイ子 (@techgian) 2010年3月15日
http://www.techgian.jp/official/chillout/
にて、あどけない表情でベッドに横たわる妹系メイド・茉莉香の壁紙を新規公開!
2010年5月号に「前編」、2010年6月号に「後編」が収録されている(参考)
今はDL版もあるのでそちらを購入するのが良いかと。
Pretty Crisis 2nd(SRGY)

「Pretty Crisis 2nd」終わり。舞台は無印と同じ。今回のヒロインのお姫様は無印と違って幼く、調教エロシーンも無くなった。他キャラのエロも激減し、ミニゲームやちびキャラの作り込みが良くCSでも売り出せると思うレベルの明るいドタバタ劇へ。システムは超難あり。攻略無ければ絶対投げ出した。 pic.twitter.com/e7yMk9bRFh
— たいき (@taiki_VA) 2018年7月19日
vision(SRGY)

「vision」終わり。3時間程度。館物。展開、ストーリーとしては手垢がついているのだけど、相も変わらず雰囲気が良すぎる(n回目)。この短さでも綺麗にそれぞれのキャラのテーマは描けているし、フロウラとかメチャクチャ印象に残るキャラとなったし良い作品だった。そしてエロい。 pic.twitter.com/qjOYILi4nI
— たいき (@taiki_VA) 2017年5月23日
(フロウラがメッチャ好きです…)

高級娼婦 ~コルティジャーナ~(SRGY)

「高級娼婦 ~コルティジャーナ~」終わり。天才的な王宮楽士だった主人公が王宮を追放され、娼館で二人の少女を娼婦へ調教する話。SLGパートは面倒くさいので攻略のお世話に。灰村キヨタカ絵の抜きゲと言われればそれまでだが、テキスト上手く雰囲気最高でエロい。END6種類もそれぞれ味があって良い。 pic.twitter.com/UR9Xr4IFAG
— たいき (@taiki_VA) 2018年6月26日
水都幻想とは違い、こちらの主人公は芯があるので読みやすかった。
また、娼婦モノとして確かな筆力で描かれているので世界に入り込める。
アネットにバイオリンを聞かせるシーンはCGとも相まって…好き…。
設定資料集もあり。
灰村キヨタカ氏のラフ絵がいっぱい拝める。


また、今は亡き公式サイトではサブストーリーが公開されていたようで。.
読めなくて残念。

かえで通り(SRGY)

「かえで通り」終わり。days innocentの続編。変わっていくものと変わらないものついてキャラクターの心の動きを繊細に描いていた。この雰囲気は唯一無二と思う。場所絵も作り込まれており、思わずこの舞台に行ってみたくなる。システム難あり。 pic.twitter.com/0xK5vx1YpX
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月25日
femme fatale(●、SRGY)

(今も無料でDLできるのはナイショ)「femme fatale」終わり。初めての穂高望作品だったが、メチャクチャ文章上手かった。コアな人気に納得。テーマも「女の性」で軸があった。特に原画とも相まってエロテキスト逸品。システムは悪いがそれも雰囲気に合ってはいた。続編のエーデルヴァイスも近いうちにやりたい。 pic.twitter.com/KDOPD2BiEn
— たいき (@taiki_VA) 2017年5月4日
days innocent(SRGY)

「days innocent」終わり。1999年作品。箱庭世界を神の視点で眺める雰囲気ゲー。今で言う「男の娘」も登場。基本的に百合ゲーの感覚に陥るような会話が主体。エロシーン以外は全て会話文のみで構成されている。「神宮寺りお✕穂高望✕Golden”玉龍”」の作り出す雰囲気が大変良い。 pic.twitter.com/8gnnSgfwEi
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月17日
この箱庭世界を眺める感覚が最高。
「Pretty Crisis 2nd」のちびキャラや建物の技術を利用してリメイクして欲しい。
更に何十倍も良さが伝わりやすくなるはず。
ああ、勿体無い。2ndという実例があるからこそ余計そう思う。
この方のサイトの人物相関図は大変分かりやすい→●
エーデルヴァイス(SRGY)

「エーデルヴァイス」終わり。精神的な「姉」「弟」の話だった…。探偵物とは言えん。femme fataleの続編ということで、ちょっと前作キャラ出る程度かと思ったらがっつり絡んできた。ほぼ読み物だけど、背景の数が豊富で大正の世界を感じれる。そして相変わらずエロい(ぇ pic.twitter.com/pwpP62ZbaX
— たいき (@taiki_VA) 2017年6月18日
原画集良き。


TECH GIAN 2007年4月号には船戸明里氏による体験版範囲までの漫画が掲載されている。

エーデルヴァイスの漫画版結構いい出来だな。雑誌おまけのおまけでなくラストまで書いた単行本とか欲しい。 pic.twitter.com/vlN7yrDFH1
— たいき (@taiki_VA) 2017年8月2日
対ノ日(DL版、SRGY)

「対ノ日」終わり。隣人の少し訳ありお姉さんにひたすら甘やかされる話。CGのみで立ち絵はないがむしろそれが想像力を掻き立てる。雰囲気作りが抜群に上手かった。主人公も年相応の考え・行動に説得力があった。最後があっけないがそれが独特な余韻を残す。 pic.twitter.com/LaDqHR7nfC
— たいき (@taiki_VA) 2017年5月21日
選択肢なしの一本道。
どの作品も好きだけど、選択肢などに煩わせず穂高望テキストを堪能できるので最後に紹介。
◆余談
【続編】
以下の矢印の時系列の関係があるのでプレイする際は注意すること。

また他の作品間でも世界観を共有していると思われる。
この中條家ってエーデルヴァイスでの中條家と親類とかなんだろうな。 pic.twitter.com/gbIYsDKhwF
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月15日
【ウィンドウ化および_inmm.dll適用】
他の作品でも出来る可能性あるのでレッツトライ。
「days innocent」ウィンドウ化および_inmm.dll適用方法https://t.co/uSLaJvm6zz pic.twitter.com/dC5s6tpEfN
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月19日
【攻略】
SLGなどで攻略が大変だった。
そこで今は亡き「攻略病」に大変お世話になった。
これが無ければ100%クリア断念していた。大感謝。

【Dearしすた〜】

-TG11月号情報- 今号のDVDから、穂高望×神宮寺りおのinspireコンビが贈るオリジナルボイスドラマが連載開始! ひとり暮らし中の姉・千歳(CV:一色ヒカル)と同居し始めた弟・遥(CV:涼森ちさと)。弟大好きな千歳に振り回される遥の、ちょっとエッチな同居生活の行方は!?
— ジャイ子 (@techgian) 2010年9月28日
「chill out」と同様にテックジャイアンのオリジナルボイスドラマ企画。
なんでエロゲじゃないのだ…(血の涙
本作以降、穂高望の新作なし。
【収録】
2010年11月「第1話前編」
2010年12月「第1話後編」
2011年1月「第2話前編」
2011年2月「第2話後編」
2011年3月「第3話前編」
2011年4月「第3話後半」完結
【残りの穂高望作品】
「あいるみすてぃ~く」を購入したらマニュアルに「穂高望」の名前があったので確定。
「ディアボリックルーン ~女神創造~」に記載は無かったが、テキスト的に穂高望氏のはず。
何か情報あれば教えていただきたい。
あいるみすてぃ~くのライターはやはり穂高望だったか。
— たいき (@taiki_VA) 2018年7月8日
誰か批評空間に登録しといて…(他人任せhttps://t.co/sIfNTMuwYS pic.twitter.com/0mwSTGHcBo
「ディアボリックルーン ~女神創造~」起動した。システムも結構安定してるし、1997年製ながら声もついていた。inspireでも声付けて欲しかった。序盤でち◯このことを茎と表現しているので、これもライターは穂高望だろうなたぶん。 pic.twitter.com/SDTuo07ach
— たいき (@taiki_VA) 2018年7月11日
【母体】
2chにあった会社の流れ・関係性
