2018年 個人的エロゲランキングBest10
2018年個人的エロゲランキングBest10をまとめてみた。
2018年にクリアした作品でのランキング。
今まではBest5だったが、なんか興が乗ったのでBest10にしてみた。
10位 「金色ラブリッチェ」

シナリオが「さかき傘」で2chベストエロゲでも1位ということで手にとってみた。
内容としては大変よく出来ていた。
特にヒロイン全員金髪という意味付けやテーマ性についても十分描けていたと思う。
ただ、どうしても自分にとっては「ひこうき雲の向こう側」のインパクトが強くて、
それを超える内容とは感じられなかったのが残念。
端的に言えば自分にとって「刺さる」部分が無かったのが評価を下げた要因かと。
エロゲプレイ本数が少ない頃にプレイしたら大絶賛した気もする。
昔は「Kanon」のあゆシナリオで泣いたが、プレイ本数重ねた今プレイしたなら泣けない気もするし。
萌えゲー&キャラゲーとしては花丸。
その上でシナリオもしっかり作り込んでいたことからこの位置。
クリア後に何度かチョコボール買ったけど、金色はおろか銀色も出なかったよ…
「金色ラブリッチェ」終わり。シナリオゲーとして多大な期待を望むとちょっと肩透かし。ちぐはぐな部分も感じた。しかし、「金色」というテーマ、伏線回収、展開には納得の出来。ひこうき雲未プレイで、前評判知らずにプレイしてたらもっと高評価にしてたと思う。キャラは距離感が絶妙な玲奈が好き pic.twitter.com/XJBBzBzrLj
— たいき (@taiki_VA) 2018年4月21日
9位「高級娼婦 ~コルティジャーナ~」

2018年は「穂高望」作品に傾倒した年だと自分で思っているが、
いつもの「神宮寺りお」氏でなく「灰村キヨタカ」氏とダッグを組んだ本作も変わらず雰囲気が最高だった。
そもそも「奴隷市場」や「セイレムの魔女たち」などのガチな時代モノが大好きなので、
本作の中世を舞台にした娼婦モノはドストライク。
その設定の上に「穂高望」氏のテキストと「灰村キヨタカ」氏の幻想的な絵がマッチして大変良い雰囲気ゲーと化した。
「高級娼婦 ~コルティジャーナ~」終わり。天才的な王宮楽士だった主人公が王宮を追放され、娼館で二人の少女を娼婦へ調教する話。SLGパートは面倒くさいので攻略のお世話に。灰村キヨタカ絵の抜きゲと言われればそれまでだが、テキスト上手く雰囲気最高でエロい。END6種類もそれぞれ味があって良い。 pic.twitter.com/UR9Xr4IFAG
— たいき (@taiki_VA) 2018年6月26日
8位 「僕は天使じゃないよ」

以前からタイトルは知ってはいたが、SMが題材とのことで敬遠していた。
別にSM好きな訳でないし、SMの考え方についても無知なので。
しかし、フォロワーでも好きな人が多く、それで興味が湧いたのがプレイ動機。
台本のようなテキストには面食らったが、読み進めていく内に慣れていった。
大正という舞台も好きだし、それぞれの生き方に翻弄されて行き着く個別√のラストはどれも面白い。
演出は元よりシステムまで含めたデザインセンスも逸品で統一感がある。
細部まで気を配ったことが伺え完成度が高い。
熱狂的なファンがいることも納得の作品だった。
特筆は最後の締め方。
アレが無ければ少し物足りなさを感じたとも思う。上手い。
パッケージ版は高くなっているが、
今(2019/1/1現在)ならDMMセールで半額(1890円)なのでどぞー
「僕は天使じゃないよ」終わり。4h程度。台本のようなテキストでスラスラ読めた。ジャンルの懐古調SMノベルに偽りなしの雰囲気。大正時代を舞台にした話好き。物語些細なものであるがEDロールの演出上手い。キャラは柘榴、小梅が好き。EDは翠子の「薔薇色の人生」が記憶に残った。 pic.twitter.com/wFXeymInxF
— たいき (@taiki_VA) 2018年8月5日
7位 「2nd LOVE」

某通販サイトで昨年高騰しまくった作品。
人から借りてのプレイ。
途中で「………は?」となった。
流石の深沢豊作品ということで一筋縄ではいかなかった。
あのシーンというか演出は他で味わったことが無かったので、その部分だけでもプレイした価値は十二分にあった。
ぶっちゃけ内容についてはそこまで深く考察してないし理解も出来ていない。
ネット上での先人の方々の考察サイトを参考にして「なるほど…」とかと納得してた。
ただ、その度肝を抜かされるシーンまでは本当に退屈だったし、他の部分も荒い箇所が多かったので上位入賞は果たせず。これでその部分までの内容もメッチャ面白くてキャラに思い入れ出来ていて、そしてビジュアル面なども高クオリティだったらもっと上位だったと思う。
今年の目標は「書淫」をクリアすること()
「2nd LOVE」終わり。基本一本道の癖に選択肢が多いのが難点。目を見張るのはやはり構成。後半30分での怒涛の伏線回収が圧巻だった。思い返すとキーワードの散りばめ方が上手いなと。某キャラの心情に沿って考察必須。面白い物語だった。 pic.twitter.com/ke5pt5tf3Y
— たいき (@taiki_VA) 2018年3月21日
6位 「神様のゲーム」

XUSEは終わっていなかった!!
いやある意味なろう小説の話を引っ張ってきている時点で、
自社での企画・開発力の低下を露呈しているので終わっているのかもしれないが……。
久々のXUSEの新作ということでちょっと気にはしていたが、
「ジーザス13th」「新世黙示録」や最近はリメイクばっかりだったので様子見を実行。
結果的には批評空間に高評価が多く投稿されたり、フォロワーの評価も良かったのでプレイ。
先が気になり夢中で先を読み進められた。
主人公含めてキャラ全員がしっかりと自身の考えをもって行動しており、
それによるトラブルや展開が予想できない部分が多く楽しめた。
閉鎖空間でのデスゲームモノも好きだし、
今回は「射精回数」というエロゲらしい設定を組み込んだシナリオも新鮮だった。
欠点としては完全に完結していない点。
「神様のゲーム」としてはちゃんと完結している。
内容量も十分あるし文句はない…が、続編の「悪魔のゲーム」がゲーム化されるかが不明。
シナリオライターのサイトでシナリオの公開を行われているが、やはりゲームでプレイしたい…。
頼むぞXUSE。
「神様のゲーム」終わり。SEXしないと死ぬという条件のデスゲームもの。本作程射精回数について真面目に考えた作品はないのでは…。下手すれば設定だけになりかねないところを心理描写や展開がしっかりしており最後まで飽きずに読めた。絵柄は作風に合っているが崩れている部分が多いのが少し残念。 pic.twitter.com/gFHHAIEFXK
— たいき (@taiki_VA) 2018年3月10日
5位 「アメイジング・グレイス」

2018年発売作でクリアしたのは少ないが、本作は金曜日に買って日曜にはクリアしていた。
それくらい楽しみにはしていたし、どういった伏線回収が成されるか楽しみだった。
最終的には想像外の伏線回収があり大満足。
あれはやられた…。
既に「体験版記事」や「感想」も書いたので詳細は割愛。
シナリオライターの次回作も大変期待。
「アメイジング・グレイス」終わり。伏線回収ゲー。ある伏線回収はノベルゲームだからこそという部分もあり。上手い。あっぱれ。完全にミスリードされていた。悔しい!不満は設定に対してキャラやシナリオに毒が薄く、色々ご都合主義も沢山ある点。ともあれシナリオ作品を出したメーカーの気概に拍手。 pic.twitter.com/SZgnnMExF6
— たいき (@taiki_VA) 2018年12月4日
4位 「ジサツのための101の方法」

なんだかんだ言ってやっぱすごかった(小並
シナリオの展開自体は意味不明。
しかし、各キャラの心情吐露や苦悩は共感出来る部分があり、
それを描くテキストセンスが卓越しているからこんなに頭に残るのだろう。
カンナの
「思い上がらないで、虎菱くん。一緒に猫を殺して……
一緒にセックスしたぐらいで、私と同じステージに立てたとでも?……冗談じゃないッ!」
とかメッチャ好き。
クリア後のEDムービで「シアワセノサガシカタ」というED曲によるの爽快感(好き
「ジサツのための101の方法」終わり。現実と妄想と夢の境界が曖昧になっていき、世界を覆った自殺波動を避けるために7人で教室に籠城するサバイバルモノ(謎 電波な展開ながらテキストセンスがあるので楽しく読めた。ED曲好き。6h程度と短めでちょうど良い。値段は2~3000円程度が妥当と思う。 pic.twitter.com/GWatr3UOa1
— たいき (@taiki_VA) 2018年5月20日
「末期、少女病」も本当にやってみたかった。勿体無い…勿体無い。
絵柄はリメイク前の方が好き。
シナリオは完成済らしいので、それだけでも売って欲しいもの。


3位 「days innocent」

やっぱ「穂高望」なんだよなー。
完全に趣味枠な気もするが、この作品の空気感、箱庭感が大好きで心に残っているもんで。。
作り込みやシステムは続編の「かえで通り」の方が当然良いので、本作を今の技術でリメイクとかやってくれないだろうか…。
「穂高望」作品はいいぞ……(推し
「days innocent」終わり。1999年作品。箱庭世界を神の視点で眺める雰囲気ゲー。今で言う「男の娘」も登場。基本的に百合ゲーの感覚に陥るような会話が主体。エロシーン以外は全て会話文のみで構成されている。「神宮寺りお✕穂高望✕Golden”玉龍”」の作り出す雰囲気が大変良い。 pic.twitter.com/8gnnSgfwEi
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月17日
2位 「オレは少女漫画家R」

※記事公開後に本作はエロゲでないと指摘頂いた。
このコンビの過去作はエロゲだったので、完全にエロゲ枠で考えていた…orz
修正するのもめんどいのでこのままにしときます……。
創作を題材にした作品も大変好き。
「らくえん」「おたく☆まっしぐら」「同人ing」「映画大好きポンポさん」etc
本作は「漫画」の創作に関して描いた作品。
May-Be Softで活躍していたシナリオ「箒星」×原画「あかざ」コンビということで、いつも通りノリの良いテキストとギャグで肩肘張らずに気軽に読み進めていける。
また、テンポも大変良く「もうすぐ○○の日だ」→1クリック後に「そして当日…」といった形でスムーズ。キャラもそれぞれ立っており、キャラクターがワチャワチャしているだけでも面白い。
そして特筆が個別√での漫画に対するテーマの描き方。
ハルカ√だけはギャグテイストのドタバタであったが、残りの4√が素晴らしかった。
普通なら「この√が一番良かった」とか思うものだけど、本作はこの4√に関して全部甲乙つけがたい。
この4√でそれぞれ重要シーンはCGが表示されるが、そのシーンをすぐに思い出せるほどに印象的であり、それはシナリオが良かった証拠。
最初は凜菜√をプレイしたのだがメッチャ面白くて、その上に全員で協力する王道展開とかもあって、「こりゃこの√がTrueみたいな扱いで他√は劣るのだろうな」とか考えていたらまさかの他3√も違うテーマで肩を並べてきた。まじですごい。普通はその作品で突出する√や好みな√が出てくるがこの4√は全て同じレベルで好き。そりゃ高評価にするしかないじゃない!!!
「オレは少女漫画家R」終わり。「面白かった」の一言に尽きる。ハルカ√だけはギャグノリで気色が違ったが、他の4√は漫画家のテーマも深掘りしておりメッチャ名言多し。パトベセルとモノむすだけはプレイ済だったが本作が一番好き。このコンビの新作はもう5年出てないのか…。新作はよ。 pic.twitter.com/zLyDoXwZq8
— たいき (@taiki_VA) 2018年4月3日
1位 「ELYSION ~永遠のサンクチュアリ~」

今年は小粒な作品をチマチマプレイしていたせいもあってか、総合力で「これだ!」
と思う作品がなく、このままいけば「オレは少女漫画家R」が1位だなーと思っていた。
エロゲのメイドゲーと言えば100%挙がる有名作。
そのせいかメイドゲーのイメージがあり、メイドにそこまで魅力を感じるほうでないせいもあってか、タイトルは知っていたが今まで未プレイだった。
ちょっと気がのったのでインストールしてみたら、もうタイトル画面から流れるBGMの時点でオーラがあった。そしてクリアした時これが1位しかないと確信した。立ち絵、CGの美麗さ、先が気になるシナリオと全てを総括するTrue√。サントラが欲しくなるBGMと作り込まれたMAP。
文句が出ないほど完成された作品だった。
これほどの作品をまだやっていなかったのかーと思うと同時に、こういう作品があるから過去作漁りも止められないとも思わせてくれた。
「ELYSION ~永遠のサンクチュアリ~」終わり。立ち絵、CG、シナリオ、BGM、マップ全てが高クオリティ。名作と言われるのも納得。それぞれのヒロイン√で謎を散りばめ飽きさせず、物語の根幹を握るヒロイン√にて収束させたのは圧巻。過去の名作はやった方が良いと思わしてくれる一作だった。大満足。 pic.twitter.com/MhHXlPRRMz
— たいき (@taiki_VA) 2018年11月29日
あまりに魅力的な作品だったのでPS2版の追加ヒロインシナリオやFD的なミニシナリオもプレイした。
夢中になる作品に出会えて幸せ。今度設定資料集買おうかなとも思っている。
CS追加ヒロインのシャルロッテ√終わり。本編で謎だった過去のシルヴィアーナの祈りのシーンや過去の館での出来事がしっかり補完されていた。銀の銃弾やパドリーノが出生日をズラしていた理由とかも回収。満足だけど最初からこのエピソード入れてくれよとも思う…。 pic.twitter.com/KPlxFs81Op
— たいき (@taiki_VA) 2018年12月23日
「風の花のレクイエム」終わり。FDのミニシナリオなので短かった。30分いかないくらい。でもサリナの話の補完や魅麗のミニアフターとしては悪くなかった。 pic.twitter.com/y1RL9x5wxT
— たいき (@taiki_VA) 2018年12月23日
というわけで2018年プレイベスト10でした。
なんだかんだ言いつつ、ぼちぼちと数はプレイできていたと思った。
商業ゲーに傾倒した気もするので今年は同人も進めていきたい。
11位以下の他のプレイ作品のランキングはこちら
Twitterでのクリア時の呟き並べただけだけど…。
以下は、簡易2018年ノベルゲランキング
5位:マイナスエイヴ

まだ未完の作品だが、今年4話が公開されプレイしたのでランクイン。
流石の影法師作品。予想を裏切られた。
次のエピソードも本当に楽しみ。フリゲなので是非やりましょう!!
四話終わり。もうね、連載モノとして完璧な起承転結。三話も完成度が相当高かったが、今回は物語が進み目が離せなかったし、後半の展開とか完全に予想外がいっぱいだった。一話から好きだったアジュマが中心の話しだったのも嬉しい。そして続きが気になる終わり。5話早く…早く…。#マイナスエイヴ pic.twitter.com/kFaYmjo4sz
— たいき (@taiki_VA) 2018年1月23日
4位:Summer Pockets

他の方が考察しまくっていると思うので詳細は割愛。
「Summer Pockets」終わり。やり込みせずシナリオのみ。keyらしさ溢れすぎて既視感がいっぱいあった。key作品知らない人がプレイするには最適かと。そういう意味で上手く今風に調理したなと思う。後半主人公が空気なの嫌い。想い出補正もあるだろうが過去作の方がやっぱ好きだな。 pic.twitter.com/zVTJVBhJ0e
— たいき (@taiki_VA) 2018年9月2日
鴎√のシナリオが一番好き。
朝奈さんが鴎メインMAD作ってくれて嬉しい(注:当然ネタバレあり
3位:Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)

日本語化してくれた有志の方々には感謝しかない。
事前情報一切入れずにプレイすべき作品。フリーゲーム
DDLC、エンディングまで見た。4hくらい。ギミックと作りこみが物凄い。ネタとしては他作でも見かけるものだが、これが海外製のしかも無料配布ってのに驚く。ラストも一旦アレで終わりと思ったらあのギミック+
— たいき (@taiki_VA) 2018年1月21日
あのEDで完璧だった。85点は付けれる。めっちゃDokiDokiして楽しかった。
2位:My Merry May with be

My Merry May は結構前にクリアしており、正しくはMy Merry Maybeの評価だけど、
この「My Merry May with be」には両作入っているし、My Merry May ありきの話なので。
シンフォニック=レインのライター「西川真音」氏も関わっており、
評価も高かったので結構前から気になっていた。
ある意味超えげつないシナリオ。
リメイクしてPC版とかで出してくれないかなー。
詳しい感想は下記の前半ネタバレなしをどうぞー。
taiki_VAさんの「My Merry May with be」の感想 https://t.co/Rr2KA9atxn
— たいき (@taiki_VA) 2018年2月12日
前半ネタバレなし。欠点はメッチャあるが名作という評価に異論はない。クリア済の方と語りたくなる。 pic.twitter.com/DlszWXQm25
1位:親愛なる孤独と苦悩へ

フリゲなのでやりましょう!
「親愛なる孤独と苦悩へ」終わり。現在フリゲ。カウンセラーによるヒューマンドラマという題材を見事に物語として昇華出来ていた。あまりに評判が良いのでちょっと期待値高めに設定しすぎた面もあったが、間違いなく作中の取り組みを実践することで生きやすくなった。まこちゃん&作者さんありがとう。 pic.twitter.com/gSNt44OvXH
— たいき (@taiki_VA) 2018年6月2日