発売、完結したら泣いて喜ぶエロゲ・ノベルゲ10選
太陽の子の公式サイトが消滅したそうで。
発表時は「丸戸」「るーすぼーい」「タカヒロ」とライターとしてそれぞれ油の乗った時期だった為に相当の話題を掻っ攫ったが、今では
「丸戸」→冴えカノがヒットしてラノベへ
「るーすぼーい」→銃騎士騒動があり、僕の一人戦争を出してラノベへ
(そういやエフォルダムソフトの代表である「安田文範」=「るーすぼーい」で確定なのだろうか。本物っぽい名刺ではあったけど。)
「タカヒロ」→まじこいで引っ張りすぎている感。経営者としては優秀とは思うがライターとしてはどうか。
といった感じあんまりエロゲライターとしては冴えない。
それでも実力あるライター達なので発売されればやってみたいなとは思っていた。
まあ、製作発表されてからの延期、凍結、中止はよくある業界であるし、公式サイトも全然更新されなくなっていたのでもう無理とは思ってもいたが、実際に公式サイトが消滅するのは寂しいものがある。
その流れで「まったく数年越しで音沙汰ないけどもし完結・発売されたら嬉しい作品なにかなー」とか考えたら結構あったので
「発売、完結したら泣いて喜ぶエロゲ、ノベルゲ10選」
としてまとめてみた次第。
ブログ更新熱が高まっていたようで無駄に長くなってしまった。
お暇な人は読んで共感したり過去に思いを馳せて頂ければ幸い。(そして一緒に完結・発売されない悲しさに身悶えて
特に紹介順に優劣はない。
1.「霊長流離オクルトゥム(仮)」(will系列予定)
(出典:TG2005年09月号 付録)
あらすじ
「舞台は、自然との共生と暮らしやすさをコンセプトに掲げた緑豊かな環境共生実験都市。その都市の学園に通う主人公・神宮寺英彦は、顔の左面を覆う火傷跡が元で、周りの人々からは、忌むべき存在として嫌われて無慈悲な視線を注がれていた。友人もいない孤独な日々は、彼の精神に多大な影響を及ぼし、ついには、現世の裏に潜む不可思議なモノや情景を見ることができる“幻視”に目覚めてしまう。それから暫くして、いつもと変わらぬ学園生活を送る英彦の前に、黒羊歯四季と名乗る少女が現れた。太古より魔術を伝える黒羊歯一族の魔女である彼女は、幻視の力を得た英彦が、とある大罪を犯したと冷酷に告げる。さらに四季は、その罪を償うために自分の命令に従えと通告してきたのだ。こうして英彦は、四季の監視下の元、昼は学園生活を、夜は黒羊歯一族の任務をこなすことになり…」
我らがロミオの期待の伝奇ゲーだ!発売は何時なんだああああああああ!(錯乱
初めてこの一枚絵見た時から惚れた。
どんだけ面白い伝奇バトル物が織りなされるのか期待に胸が高なった。
そして
オクルマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
とかロミオ新作出るたびにしていたらいつの間にかエロゲー批評空間での登録も抹消されてしまった…。
このオクルの製作発表が出た後に
「おたく☆まっしぐら」(2006/9/29)
「Chanter -キミの歌がとどいたら-」(2006/10/27)
「Rewrite」(2011/6/24)
「少女たちは荒野を目指す」(2016/3/25)
「トライアンソロジー ~三面鏡の国のアリス~」(2016/8/31)
と発売されてきたが、
「おたく☆まっしぐら」→ギャグ主体か…。まあ悪くはない。バグ治さない銀時計ひど…。パッチ製作者神。
「Chanter -キミの歌がとどいたら-」→ロミオ単独じゃない…。
「Rewrite」→すごいメンツだ!しかしロミオ単独じゃない…。
「少女たちは荒野を目指す」→ロミオ単独だああああ!!!!!⇒(クリア後)タカヒロちょっと校舎裏来い。
「トライアンソロジー ~三面鏡の国のアリス~」→またロミオ単独じゃない…。
と常に煮え湯を飲まされている状態。
企画・シナリオ「田中ロミオ」単独のエロゲーをそろそろやりたい…。
そういった意味でも「霊長流離オクルトゥム(仮)」は心の支え?的存在。
しかし、CS版の「CROSS†CHANNEL」インタビューで
ロミオが描くインフェルノモードの主人公見てみたかったな。
確かに受けなさそうな設定だけど、ロミオなら一定数ファンもいるし主人公が不遇でも面白おかしい掛け合いで引っ張っていけそうではあるが。
でもそんなリスキーでいくより分かりやすく売れるものがメーカーから求められているんだろうな。
そう考えるとザウスとか「最果てのイマ」をほんとよく出したな。
自分が仮にゲームの製作の決定権持っていたとしたら、面白いとは思いつつ絶対Goとか出せない。
しかし、イマを含めてGo出したからこそ今のザウスの没落があると言われればぐうの音も出ない。
「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」が出た時のガガガ文庫のブログで
「ラフの中に関係ない作品のが一枚まざってしまっている……」
とか意味深に掲載した下記画像
一番左のキャラが下記「蝶子」と似ているので、
もしやエロゲでは製作難しいからラノベで出すのかと話題になったが、そんなこともなく画像のキャラのラノベも出ずに謎のまま。
2016/9/16発売の「人類は衰退しました: 未確認生物スペシャル」のあとがきにて
・次作は完全新作。
・2017年2月発売予定。
・内容はかなりストレートなジュブナイルSF
と告知していたので、もしかしたら上記画像はこの作品のキャラではないかと思ったり。
そう言われればなんかジュブナイル世界観っぽい服装な気がしないでもない(適当
まあ兎にも角にもにもまっったくもって平常通りオクルの新情報は初出のTGスクープ以外に無い。
みなとそふとで「少女たちは荒野を目指す」が発表された時に一瞬、
「ロミオ✕松竜コンビなのでもしやこの後にオクルが制作されるのでは!?」
とか期待したが、クリア後にはそんな感情は吹き飛んだ。
タカヒロはもう二度とロミオと関わらないで。いや経営者としてとか売り方とかは正しいのかもだけど。
とりあえず「同人ing」をプレイして勉強して出直してどうぞ。
オクルいつか発売して欲しいな。
ほんとこの世は荒野やでぇ…(まとめ)

2.「陰と影 ~那月島鬼談~」(ケロQ)
あらすじ
「鬼の末裔たちが住むといわれる不気味な島、那月。そこの当主である奈月志乃は、やがて行われる“マツリ”を和寇から守るべく、各地から用心棒を雇い入れる。その中に、自分に呪いをかけた男・二ツ影双厳がいるという噂を聞きつけた空は、ひとり島へと渡り捜索を開始する。しかし島を調べていくうちに、彼女は那月にまつわる恐るべき秘密にふれてしまうことに。さらに、島に集められた強者たちが次々と惨死していく異常事態が発生!はたして空の運命は、そして二ツ影の行方は……!?」
二重影の続編?リメイク?作品。
あまり情報が無いのでなんとも言えないが、恐らくは「終ノ空」→「素晴らしき日々」的な感じのリメイク作品だったのかなと思っている。
(出典:TG2005年7月号)
主人公が女性となるとは予想外だった。
なぜか「二重影」の主人公を追っている設定になっているし。
ライターのすかぢは百合大好きなんで、それ要素が多かったかも。
あとふたなりも。
「双子の呪いに縛られし…」と記載あるのに二重影でいた「イル」「スイ」がいないのが謎。
でも設定はまんまなので、これからの続報でお披露目予定だったのかもしれない。
以下、二重影とのキャラデザ比較。






やっぱりケロQの陰影濃い塗大好きだぁ…(恍惚
今の塗りは淡すぎてあんまり好きじゃない。
萌えゲーとかなら合うとは思うけど、それなら他メーカーで十分賄えるし。
でも販売の面とかでは今の方が強いのだろうな。
サクラノ詩も発売したことだし、陰と影も制作再開などにならないだろうか。
3.「月姫リメイク」(TYPE-MOON)
あらすじ
「物語の主人公である遠野志貴は、幼い頃に一度死にかけた後、「モノ」の壊れやすい部分を黒い線として捉えることのできる特別な眼「直死の魔眼」を持つようになった。とはいえその能力をもてあましていたときに、偶然出会った女性からたしなめられ、その眼の力を封じる眼鏡を受け取ったおかげで、外見上、普通の少年として平凡な生活を送ることができた。しかし、子供の頃から預けられていた親戚の家から、実家に帰ることが決まった頃と時を同じくして起きる、全身の血液を抜かれて人が殺されていく連続猟奇殺人事件が、志貴の生活を非日常へと急激に変化させてゆくこととなる。」Wikiより
言わずと知れた超々有名同人ゲームのリメイク作品。
特報された雑誌は持ってないので画像は無し(ググって)
スマホゲーとかFate関連にかまけてばっかりで製作進んでいるのか全然分からないが、まあいつかは出るだろうという意味では結構安心してはいる。
しかし、それが何年後かになるか分からないのが辛いところ。
派生があるとはいっても「月姫」「Fate」の2大コンテンツで十数年以上食っているのは本当に化物だな…。
「魔法使いの夜」はアドベンジャーゲームでの演出の極みみたいな凄さだったので、あれレベルで月姫全編リメイクしてくれるなら超高くても喜んでお金払える。
とりあえず気長に待っておこう。
さっちん√の実装頼むぞ!
4.「陽炎雪歌」(Apple Project(同人))
(出典:Prologue of 陽炎雪歌)
あらすじ
「(長いので割愛)……これはこの村に伝わっていた、この村で暮らす者なら誰でも知っていた昔話……」
月陽炎大好き。
自分が時代物&着物好きなのも大きいと思うけど、
シナリオ自体も完璧なハッピーエンドがないビターエンドしか無いっていうのも気に入っている。
それと世界観を類するものと言われれば否が応でも期待してしまう。
そもそも仁村有志(PRIMIL)氏単独原画だけでも価値がある。
Clover Heart’sはエロゲ初心者の時にプレイした思い出深い作品でもあるし。
着物しかいない!(歓喜
とか思って期待していたら…
宮蔵さん…早く本気出してくれないから…。
まあ仁村氏の発言も商業に限った話で語られているので、同人作品である陽炎雪歌は別の可能性もあるけど。
しかし、今まで動きが一切無いので期待薄いだろうな。
5.ですろり(機械式少女(同人))
あらすじ
「狂気なき殺人―99.9%、人はまともなまま人を殺す。99.9%、殺した後もまともでいられる。まとも、まとも、まとも、まとも、まとも、まとも。狂気にあらず、人を殺すのは理性だ。正気の沙汰こそ、何より残酷。特別な存在になりたかった。カッコよくなりたかった。強い力が欲しかった。
誰もが一度は考えた思い。凡人思考。主人公“たち”はその想いを抱きつつも、変わらぬ日々を送っていた。
他人から見れば、特別な生き方かも知れない。だが、自分にとって見れば心を研磨する“日常”。終わらない日々、だが変えてしまうのも怖い日々。夢と現実の妥協点。――――――運命は存在せず、奇跡は起こらない。そんな日々の中、彼“ら”は彼女と出会ってしまう。彼女こそが、自分が憧れ、嫉妬し、憎み、追従すべき存在。
望んでいた世界だった。力に憧れ、恐れ、酔いしれろ!狂うことも出来ない凡人たちが、何よりも残酷な世界を奏でていく。無様に生きて、無様に死ね」
体験版で一章~チカラ~をまるまるプレイできるのだが、それが10時間以上の大ボリュームでこれだけで一つの作品レベル。
しかもキャラに声あるし、エフェクト・素材もすごいという充実ぶり。
今でも十分すごいけど、あの時代であれだけの完成度で作っていたのはやっぱすごいと改めて思った。
奇人、変人、超人のオンパレードで戦闘・グロの多い内容。
多少、文章や戦闘描写がくどいと感じたが、それも一長一短。
とりあえず圧巻の出来だった。
これが全4章構成とかどんだけ壮大な物語になるんだとワクワクした。
…が公式サイトに結構通っていたが、徐々に販売公開するエピソードが細切れになってきて謝罪の掲載が増える日々。
そして日を少し開けてサイトに行ってみるとサイト消滅してしまっていた…。
なんかサークルメンバーで揉めた?ような話を2chで見かけたが真偽不明。
しかし同ライターは現在は「キョンシー✕タオシー」なる作品を精力的に製作中。
更に演出に磨きをかけており圧巻の出来。
これも無事完結しますように。
そして願わくばその後に「ですろり」続編が製作されますように…。



6.「グッバイトゥユー」(沢山ソフトウェア(同人))(フリゲ)
あらすじ
「夏川都市はアルバイト探偵。逃げる事にかけては絶対の自信をもち、危険な任務を任されていた。しかし、事件は夏川の思いもよらぬ方向に展開。果たして夏川の運命は!?」
学生の時にテスト勉強前にちょっと息抜きのつもりで起動してみたら、面白くて一気にクリアしてしまった思い出深い作品。
内容は単純に言うとちょっと特殊能力を密かに持っていた主人公が能力所持者達と関わり仲間になっていき戦う話。
ある意味王道展開。能力系統はハンターハンターみたいに分類される(操作系とか特質系とか
しかし、そんな能力バトル物ってのは世に溢れている訳で、その中で本作が秀でているのがキャラの立て方。
どのキャラも魅力的に仕上がっているのはすごい。
決して上手い絵ではないが表情差分も多くそれが魅力的で新キャラが出てもすぐに受け入れられる。
徐々に仲間として打ち解けていき和気あいあいと談笑しているのを読んでいるだけで楽しい。
これは上手いライターでしか感じれないので大好きな作品。
グロいところはグロくと緩急もしっかり出来ていた。
Ver4が2008年に出てから続編が出てないのでかなり絶望的。
作者さんは掲示板で諦めてはいないと公言されてはいたが、このペースでは相当キツイと思う…。



7.「アユマリン707R Mission:02 後編」(らいどないん(同人))
あらすじ
「父親と敵対する組織に拉致されたあ○み。 彼女が連れ込まれたのは、潜水艦の中。そこは水深数百メートル、逃げ場の無い閉鎖された空間。長期に渡る戦闘に疲れ、性欲の溜まった屈強な男達がひしめく場所────。」
パッケの中古価格が高くて有名な「BadName」の作者の別サークル作品。
アニメ「サ◯マリン707R」の速水あ○みの陵辱ノベルゲーム(下記はアニメ公式キャラ紹介絵)
後編ということで当然ながら前編もあって発売済。
(なおDLsiteではBadNameの約1.7倍売れている)。


masher、Bad Nameでも思ったけど本当に心理描写とエロテキストが上手い。
ライター、原画兼任している九鷲見亮介(R9Z3)氏は一応現在はこのアユマリンの後編を製作中。
しかし、声優さん(雛木らむね)は引退しちゃったみたいだし完成微妙そうだ…。
声優さんの演技もすごかっただけに残念。
Web小説版として2014年6月から公開されて少しテンション上がったのも束の間、10月以降は新規更新が無くなってしまった。
サークル「Silveredsteel」の方では以前は
「Lash&Knot」エロメインのmasher、Bad Nameの続編。
「Viscum Album」人形物の陵辱+純愛?ノベル。
「masher again」masherの漫画版。
を製作中と記載があったが今は「Lash&Knot」のみの記載しか無くなっている。
日記も無くなっているし。
この方ガチでシナリオ専念させて書かせたらとんでもないもの出来そうだけど、お仕事でここ数年同人活動をする時間が取れないようで…。
その文才は確かなものなので、どこかの商業メーカーと組んでエロゲー作ってみて欲しいなと思う。
8.「はるはろ!」(propeller)
あらすじ
「私立桃夭(とうよう)学園――――共学・全寮制、そして男女比が1:5。創立当時女子校だった桃夭学園では伝統的かつ多数決的に、女子の権利が男子のそれを圧倒している。男子は、豪奢な女子寮とは天地ほど差があるぼろぼろ男子寮に居を構えている始末。そんな風潮を作り上げている大きな原因は「三月三日委員会」。学年自治を司る女子ばかりの委員会、学園で最も権勢を誇る彼女たちが、この女尊男卑の要。雛壇になぞらえた役職に就く彼女たちは、学園女生徒の憧れの的でもある。そんな中でも慎ましい生活を送る男子達。しかしある日、「男子寮閉鎖」という噂が持ち上がる。やがてそれは噂ではなく真実であることを知り、とうとう男子が立ち上がる。そして無理やり主人公を会長として結成される「私設桃夭生徒会」。しかし男子寮閉鎖計画の陰には、なにやら彼らには窺い知れぬ思惑が。それは桃夭学園の歴史にも繋がる、人と人との間を流れる深く大きな川。
過去から現在へと受け継がれる伝統という名のくびき。どうする男子! どうなる男子寮! どう出る私立桃夭学園!」
テンポ良い会話が持ち味の「荒川工」、エロテキストに定評のある「J・さいろー」で間違いなく面白くなることが分かる作品。
特にあやかしびとの男キャラとのやり取りが上手く書けている学園描写が大好きだし、「Lien ~終わらない君の唄~」もテキストセンスが光る作品だったので大変期待していた。
そして「TECH GIAN 2006年12月号付録」にてTG体験版が収録されており、プレイするとその期待は確信に変わった。


演出や絵素材も多く、力が入っているのが感じられた。
また、主人公が明らかに昼行灯で力を隠しているのが分かり、野球スポ根物、青春物としてメチャクチャおもしろそうだった。
体験版マジ面白い。
OPも出来ていて曲も大変良く期待値は高まるばかり。
というかOP始まってまず主人公→それから全男キャラ紹介してヒロイン紹介って順番珍しすぎるw
男キャラ書くくらいならヒロインの差分でも増やせという意見も分かるけど、ただの賑やかしの男キャラでなくガッツリシナリオに絡んでくるなら全然問題ないし、もっと他作でも男キャラ比率高めて欲しいと思う。
しかし無情にもその期待に反して延期が続いていき、ついには発売中止に。
荒川工氏の病気(気管支喘息)が大きな原因なので仕方ないところもあるがただただ残念。
【発売日変更履歴】
2006/10月予定
↓
2006/10/27
↓
2006/11/24
↓
2007/02/23
↓
2007年予定
↓
未定
↓
発売中止

(出典:TG2007年2月号)
しかし、このインタビュー記事に一筋の希望が!!
荒川工「必 ず 完 成 さ せ ま す」
言質取った!!!
これはもう絶対発売されるな!楽しみだ!!(※インタビュー記事は2007年2月
なお、J・さいろー氏も休筆した模様…
ゲームシナリオライターのJ・さいろー先生一時休筆
荒川工氏はラノベ数冊書くも「やましいゲームの作り方」の3巻はいっこうに出る気配がないし…。
9.「この空の果てまで」(郷愁花屋(同人))
あらすじ
「―――こんな醜い世界、こっちから願い下げだ。自殺を決意して、屋上から高い空を臨む。果てしない空の向こうへ飛び立とうとしたそのとき、扉が開く音がした。見知らぬ女子生徒がそこに立っていた。自殺を止めようとする彼女。何故止めようとするのか問いかける。「あたしが先に、自殺するからよ!」…ぼくの運命を変えた彼女との、運命の出会いだった。」
「滅び朽ちる世界に追憶の花束を」のサークル新作。
滅花は思わず100点付けたほど気に入った作品。
全ての要素が絡み合ってラストに繋がる様は圧巻の一言だった。
テーマもはっきりしているし、音楽も最高に良いし、イラストも世界観と合っていて文句のつけようが無い。( 信者感
気に入りすぎて自作でパッケージ作成したほど。
データ数少ないとはいえ、中央値90点は伊達じゃない完成度。
そんなサークルの新作なら期待するなという方が無理というもの。
しかし、製作発表が2009年あたりで製作は滞っているのが実情。
最近少しだけ製作意欲が上がってきたようで、製作日記も更新されており気長に待つ所存。
もし販売されたら速攻で買おうな!
滅花はDL販売も無くなり難民が出ている状況で、「この空の果てまで」もいつ販売中止するか分かったもんじゃない。
予定では900円なのでお財布にも超優しい。
イメージ絵も美麗で引き込まれるし、滅花と世界観を同じとする本作でどんな物語が展開されるのか。


立ち絵ありの人物が19人も。
現在、立ち絵もリメイクしているようなので変更はあるだろうが、これだけの大人数で紡がれる物語が本当に楽しみ。
10.「Aria」(F&C)

(出典:2003年冬コミ版「まじょかべ」付属Aria小冊子)
Garden瑠璃√、永遠(仮)はまだか!!!
まあそれについてはこちらの記事でヘイト撒き散らしたので割愛。
CUFFSにトノイケダイスケ、☆画野朗が移籍する前の企画。
なので、これから製作されていく「さくらむすび」「Garden」などの原型っぽいところが散見された。
雰囲気はどちらかと言えばGardenに近いように感じた。
気になったキャラ4名のみ載せる。(他には別キャラ4名の紹介やプロローグ的な文章などあり)


「桜子」=さくらむすびの「紅葉」 「エリカ」=Gardenの「絵里香」
特に桜子は本当に紅葉まんまだから原型なのだろうな。
また、桜が名前に入っているのも”さくら”むすびを連想させる。
テーマも「言葉で出来ないもの」みたいで、
そういった雰囲気作りは「トノ✕☆画野朗✕安瀬聖」はすごいのでどんなものだったのか気になる。
本作が出ることはまず無いと思うが。
勿体無い…勿体無い…。
なんでも良いから早く「トノ✕☆画野朗✕安瀬聖」の新作をお願いします…。
てなわけで「発売、完結したら泣いて喜ぶエロゲ・ノベルゲ10選」でした!
他には
「末期、少女病 -Lyrical pop World’s end-」
「ドグラQ」
「同級生3」
「非人類惑星征服物語 コンキスタドール」
「EDEN -最終戦争少女伝説-」
「乙女ファンクション」
「けれど輝く夜空のような」
「GOTHIC ~The Age of Innocence~」
あたりが思い浮かんだけど、自分にとっては気になりつつ思い入れとか鑑みると今回の10作品ほどやりたい訳ではなかった。
全部出ればみんな幸せになれていいのになー。
発表時は「丸戸」「るーすぼーい」「タカヒロ」とライターとしてそれぞれ油の乗った時期だった為に相当の話題を掻っ攫ったが、今では
「丸戸」→冴えカノがヒットしてラノベへ
「るーすぼーい」→銃騎士騒動があり、僕の一人戦争を出してラノベへ
(そういやエフォルダムソフトの代表である「安田文範」=「るーすぼーい」で確定なのだろうか。本物っぽい名刺ではあったけど。)
「タカヒロ」→まじこいで引っ張りすぎている感。経営者としては優秀とは思うがライターとしてはどうか。
といった感じあんまりエロゲライターとしては冴えない。
それでも実力あるライター達なので発売されればやってみたいなとは思っていた。
まあ、製作発表されてからの延期、凍結、中止はよくある業界であるし、公式サイトも全然更新されなくなっていたのでもう無理とは思ってもいたが、実際に公式サイトが消滅するのは寂しいものがある。
その流れで「まったく数年越しで音沙汰ないけどもし完結・発売されたら嬉しい作品なにかなー」とか考えたら結構あったので
「発売、完結したら泣いて喜ぶエロゲ、ノベルゲ10選」
としてまとめてみた次第。
ブログ更新熱が高まっていたようで無駄に長くなってしまった。
お暇な人は読んで共感したり過去に思いを馳せて頂ければ幸い。(そして一緒に完結・発売されない悲しさに身悶えて
特に紹介順に優劣はない。
1.「霊長流離オクルトゥム(仮)」(will系列予定)

(出典:TG2005年09月号 付録)
あらすじ
「舞台は、自然との共生と暮らしやすさをコンセプトに掲げた緑豊かな環境共生実験都市。その都市の学園に通う主人公・神宮寺英彦は、顔の左面を覆う火傷跡が元で、周りの人々からは、忌むべき存在として嫌われて無慈悲な視線を注がれていた。友人もいない孤独な日々は、彼の精神に多大な影響を及ぼし、ついには、現世の裏に潜む不可思議なモノや情景を見ることができる“幻視”に目覚めてしまう。それから暫くして、いつもと変わらぬ学園生活を送る英彦の前に、黒羊歯四季と名乗る少女が現れた。太古より魔術を伝える黒羊歯一族の魔女である彼女は、幻視の力を得た英彦が、とある大罪を犯したと冷酷に告げる。さらに四季は、その罪を償うために自分の命令に従えと通告してきたのだ。こうして英彦は、四季の監視下の元、昼は学園生活を、夜は黒羊歯一族の任務をこなすことになり…」
我らがロミオの期待の伝奇ゲーだ!発売は何時なんだああああああああ!(錯乱
初めてこの一枚絵見た時から惚れた。
どんだけ面白い伝奇バトル物が織りなされるのか期待に胸が高なった。
そして
オクルマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
とかロミオ新作出るたびにしていたらいつの間にかエロゲー批評空間での登録も抹消されてしまった…。
このオクルの製作発表が出た後に
「おたく☆まっしぐら」(2006/9/29)
「Chanter -キミの歌がとどいたら-」(2006/10/27)
「Rewrite」(2011/6/24)
「少女たちは荒野を目指す」(2016/3/25)
「トライアンソロジー ~三面鏡の国のアリス~」(2016/8/31)
と発売されてきたが、
「おたく☆まっしぐら」→ギャグ主体か…。まあ悪くはない。バグ治さない銀時計ひど…。パッチ製作者神。
「Chanter -キミの歌がとどいたら-」→ロミオ単独じゃない…。
「Rewrite」→すごいメンツだ!しかしロミオ単独じゃない…。
「少女たちは荒野を目指す」→ロミオ単独だああああ!!!!!⇒(クリア後)タカヒロちょっと校舎裏来い。
「トライアンソロジー ~三面鏡の国のアリス~」→またロミオ単独じゃない…。
と常に煮え湯を飲まされている状態。
企画・シナリオ「田中ロミオ」単独のエロゲーをそろそろやりたい…。
そういった意味でも「霊長流離オクルトゥム(仮)」は心の支え?的存在。
しかし、CS版の「CROSS†CHANNEL」インタビューで

ロミオが描くインフェルノモードの主人公見てみたかったな。
確かに受けなさそうな設定だけど、ロミオなら一定数ファンもいるし主人公が不遇でも面白おかしい掛け合いで引っ張っていけそうではあるが。
でもそんなリスキーでいくより分かりやすく売れるものがメーカーから求められているんだろうな。
そう考えるとザウスとか「最果てのイマ」をほんとよく出したな。
自分が仮にゲームの製作の決定権持っていたとしたら、面白いとは思いつつ絶対Goとか出せない。
しかし、イマを含めてGo出したからこそ今のザウスの没落があると言われればぐうの音も出ない。



「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」が出た時のガガガ文庫のブログで
「ラフの中に関係ない作品のが一枚まざってしまっている……」
とか意味深に掲載した下記画像

一番左のキャラが下記「蝶子」と似ているので、

もしやエロゲでは製作難しいからラノベで出すのかと話題になったが、そんなこともなく画像のキャラのラノベも出ずに謎のまま。
2016/9/16発売の「人類は衰退しました: 未確認生物スペシャル」のあとがきにて
・次作は完全新作。
・2017年2月発売予定。
・内容はかなりストレートなジュブナイルSF
と告知していたので、もしかしたら上記画像はこの作品のキャラではないかと思ったり。
そう言われればなんかジュブナイル世界観っぽい服装な気がしないでもない(適当
まあ兎にも角にもにもまっったくもって平常通りオクルの新情報は初出のTGスクープ以外に無い。
みなとそふとで「少女たちは荒野を目指す」が発表された時に一瞬、
「ロミオ✕松竜コンビなのでもしやこの後にオクルが制作されるのでは!?」
とか期待したが、クリア後にはそんな感情は吹き飛んだ。
タカヒロはもう二度とロミオと関わらないで。いや経営者としてとか売り方とかは正しいのかもだけど。
とりあえず「同人ing」をプレイして勉強して出直してどうぞ。
オクルいつか発売して欲しいな。
ほんとこの世は荒野やでぇ…(まとめ)

2.「陰と影 ~那月島鬼談~」(ケロQ)

あらすじ
「鬼の末裔たちが住むといわれる不気味な島、那月。そこの当主である奈月志乃は、やがて行われる“マツリ”を和寇から守るべく、各地から用心棒を雇い入れる。その中に、自分に呪いをかけた男・二ツ影双厳がいるという噂を聞きつけた空は、ひとり島へと渡り捜索を開始する。しかし島を調べていくうちに、彼女は那月にまつわる恐るべき秘密にふれてしまうことに。さらに、島に集められた強者たちが次々と惨死していく異常事態が発生!はたして空の運命は、そして二ツ影の行方は……!?」
二重影の続編?リメイク?作品。
あまり情報が無いのでなんとも言えないが、恐らくは「終ノ空」→「素晴らしき日々」的な感じのリメイク作品だったのかなと思っている。



(出典:TG2005年7月号)
主人公が女性となるとは予想外だった。
なぜか「二重影」の主人公を追っている設定になっているし。
ライターのすかぢは百合大好きなんで、それ要素が多かったかも。
あとふたなりも。
「双子の呪いに縛られし…」と記載あるのに二重影でいた「イル」「スイ」がいないのが謎。
でも設定はまんまなので、これからの続報でお披露目予定だったのかもしれない。

以下、二重影とのキャラデザ比較。












やっぱりケロQの陰影濃い塗大好きだぁ…(恍惚
今の塗りは淡すぎてあんまり好きじゃない。
萌えゲーとかなら合うとは思うけど、それなら他メーカーで十分賄えるし。
でも販売の面とかでは今の方が強いのだろうな。
サクラノ詩も発売したことだし、陰と影も制作再開などにならないだろうか。
3.「月姫リメイク」(TYPE-MOON)

あらすじ
「物語の主人公である遠野志貴は、幼い頃に一度死にかけた後、「モノ」の壊れやすい部分を黒い線として捉えることのできる特別な眼「直死の魔眼」を持つようになった。とはいえその能力をもてあましていたときに、偶然出会った女性からたしなめられ、その眼の力を封じる眼鏡を受け取ったおかげで、外見上、普通の少年として平凡な生活を送ることができた。しかし、子供の頃から預けられていた親戚の家から、実家に帰ることが決まった頃と時を同じくして起きる、全身の血液を抜かれて人が殺されていく連続猟奇殺人事件が、志貴の生活を非日常へと急激に変化させてゆくこととなる。」Wikiより
言わずと知れた超々有名同人ゲームのリメイク作品。
特報された雑誌は持ってないので画像は無し(ググって)
スマホゲーとかFate関連にかまけてばっかりで製作進んでいるのか全然分からないが、まあいつかは出るだろうという意味では結構安心してはいる。
しかし、それが何年後かになるか分からないのが辛いところ。
派生があるとはいっても「月姫」「Fate」の2大コンテンツで十数年以上食っているのは本当に化物だな…。
「魔法使いの夜」はアドベンジャーゲームでの演出の極みみたいな凄さだったので、あれレベルで月姫全編リメイクしてくれるなら超高くても喜んでお金払える。
とりあえず気長に待っておこう。
さっちん√の実装頼むぞ!
4.「陽炎雪歌」(Apple Project(同人))

(出典:Prologue of 陽炎雪歌)
あらすじ
「(長いので割愛)……これはこの村に伝わっていた、この村で暮らす者なら誰でも知っていた昔話……」
月陽炎大好き。
自分が時代物&着物好きなのも大きいと思うけど、
シナリオ自体も完璧なハッピーエンドがないビターエンドしか無いっていうのも気に入っている。

それと世界観を類するものと言われれば否が応でも期待してしまう。
そもそも仁村有志(PRIMIL)氏単独原画だけでも価値がある。
Clover Heart’sはエロゲ初心者の時にプレイした思い出深い作品でもあるし。


着物しかいない!(歓喜

とか思って期待していたら…
ちなみに自分はなつぽち以来?ライン外れます、というか今回の原画に限らず新規の商業絵は結構前からお休みしてます。本業が別に出来たのでなかなか厳しくてですね…
— 丑@PRIMIL (@primil) 2016年7月15日
\(^o^)/原画は当分ないなーと思っててください。そのままフェードアウトするかもしれないし気が付いたら復帰してるかもしれないし。未来は誰にもわからないw
— 丑@PRIMIL (@primil) 2016年7月15日
それと、前にも言いましたが陽炎雪歌本編は出ません(;´Д`) お待たせしちゃっててホント申し訳ない(;´Д`) 中の人が終わったら本気だす! シナリオはなんとか今年中に目処付けて、来年の夏か冬には完成させます!
— みやぞう@よめがみ (@miyazo) 2012年8月6日
宮蔵さん…早く本気出してくれないから…。
まあ仁村氏の発言も商業に限った話で語られているので、同人作品である陽炎雪歌は別の可能性もあるけど。
しかし、今まで動きが一切無いので期待薄いだろうな。
5.ですろり(機械式少女(同人))

あらすじ
「狂気なき殺人―99.9%、人はまともなまま人を殺す。99.9%、殺した後もまともでいられる。まとも、まとも、まとも、まとも、まとも、まとも。狂気にあらず、人を殺すのは理性だ。正気の沙汰こそ、何より残酷。特別な存在になりたかった。カッコよくなりたかった。強い力が欲しかった。
誰もが一度は考えた思い。凡人思考。主人公“たち”はその想いを抱きつつも、変わらぬ日々を送っていた。
他人から見れば、特別な生き方かも知れない。だが、自分にとって見れば心を研磨する“日常”。終わらない日々、だが変えてしまうのも怖い日々。夢と現実の妥協点。――――――運命は存在せず、奇跡は起こらない。そんな日々の中、彼“ら”は彼女と出会ってしまう。彼女こそが、自分が憧れ、嫉妬し、憎み、追従すべき存在。
望んでいた世界だった。力に憧れ、恐れ、酔いしれろ!狂うことも出来ない凡人たちが、何よりも残酷な世界を奏でていく。無様に生きて、無様に死ね」
体験版で一章~チカラ~をまるまるプレイできるのだが、それが10時間以上の大ボリュームでこれだけで一つの作品レベル。
しかもキャラに声あるし、エフェクト・素材もすごいという充実ぶり。
今でも十分すごいけど、あの時代であれだけの完成度で作っていたのはやっぱすごいと改めて思った。
奇人、変人、超人のオンパレードで戦闘・グロの多い内容。
多少、文章や戦闘描写がくどいと感じたが、それも一長一短。
とりあえず圧巻の出来だった。
これが全4章構成とかどんだけ壮大な物語になるんだとワクワクした。
…が公式サイトに結構通っていたが、徐々に販売公開するエピソードが細切れになってきて謝罪の掲載が増える日々。
そして日を少し開けてサイトに行ってみるとサイト消滅してしまっていた…。
なんかサークルメンバーで揉めた?ような話を2chで見かけたが真偽不明。
しかし同ライターは現在は「キョンシー✕タオシー」なる作品を精力的に製作中。
更に演出に磨きをかけており圧巻の出来。
これも無事完結しますように。
そして願わくばその後に「ですろり」続編が製作されますように…。






6.「グッバイトゥユー」(沢山ソフトウェア(同人))(フリゲ)

あらすじ
「夏川都市はアルバイト探偵。逃げる事にかけては絶対の自信をもち、危険な任務を任されていた。しかし、事件は夏川の思いもよらぬ方向に展開。果たして夏川の運命は!?」
学生の時にテスト勉強前にちょっと息抜きのつもりで起動してみたら、面白くて一気にクリアしてしまった思い出深い作品。
内容は単純に言うとちょっと特殊能力を密かに持っていた主人公が能力所持者達と関わり仲間になっていき戦う話。
ある意味王道展開。能力系統はハンターハンターみたいに分類される(操作系とか特質系とか
しかし、そんな能力バトル物ってのは世に溢れている訳で、その中で本作が秀でているのがキャラの立て方。
どのキャラも魅力的に仕上がっているのはすごい。
決して上手い絵ではないが表情差分も多くそれが魅力的で新キャラが出てもすぐに受け入れられる。
徐々に仲間として打ち解けていき和気あいあいと談笑しているのを読んでいるだけで楽しい。
これは上手いライターでしか感じれないので大好きな作品。
グロいところはグロくと緩急もしっかり出来ていた。
Ver4が2008年に出てから続編が出てないのでかなり絶望的。
作者さんは掲示板で諦めてはいないと公言されてはいたが、このペースでは相当キツイと思う…。






7.「アユマリン707R Mission:02 後編」(らいどないん(同人))

あらすじ
「父親と敵対する組織に拉致されたあ○み。 彼女が連れ込まれたのは、潜水艦の中。そこは水深数百メートル、逃げ場の無い閉鎖された空間。長期に渡る戦闘に疲れ、性欲の溜まった屈強な男達がひしめく場所────。」
パッケの中古価格が高くて有名な「BadName」の作者の別サークル作品。
アニメ「サ◯マリン707R」の速水あ○みの陵辱ノベルゲーム(下記はアニメ公式キャラ紹介絵)

後編ということで当然ながら前編もあって発売済。
(なおDLsiteではBadNameの約1.7倍売れている)。





masher、Bad Nameでも思ったけど本当に心理描写とエロテキストが上手い。
ライター、原画兼任している九鷲見亮介(R9Z3)氏は一応現在はこのアユマリンの後編を製作中。
しかし、声優さん(雛木らむね)は引退しちゃったみたいだし完成微妙そうだ…。
声優さんの演技もすごかっただけに残念。
Web小説版として2014年6月から公開されて少しテンション上がったのも束の間、10月以降は新規更新が無くなってしまった。

サークル「Silveredsteel」の方では以前は
「Lash&Knot」エロメインのmasher、Bad Nameの続編。
「Viscum Album」人形物の陵辱+純愛?ノベル。
「masher again」masherの漫画版。
を製作中と記載があったが今は「Lash&Knot」のみの記載しか無くなっている。
日記も無くなっているし。
この方ガチでシナリオ専念させて書かせたらとんでもないもの出来そうだけど、お仕事でここ数年同人活動をする時間が取れないようで…。
その文才は確かなものなので、どこかの商業メーカーと組んでエロゲー作ってみて欲しいなと思う。
8.「はるはろ!」(propeller)

あらすじ
「私立桃夭(とうよう)学園――――共学・全寮制、そして男女比が1:5。創立当時女子校だった桃夭学園では伝統的かつ多数決的に、女子の権利が男子のそれを圧倒している。男子は、豪奢な女子寮とは天地ほど差があるぼろぼろ男子寮に居を構えている始末。そんな風潮を作り上げている大きな原因は「三月三日委員会」。学年自治を司る女子ばかりの委員会、学園で最も権勢を誇る彼女たちが、この女尊男卑の要。雛壇になぞらえた役職に就く彼女たちは、学園女生徒の憧れの的でもある。そんな中でも慎ましい生活を送る男子達。しかしある日、「男子寮閉鎖」という噂が持ち上がる。やがてそれは噂ではなく真実であることを知り、とうとう男子が立ち上がる。そして無理やり主人公を会長として結成される「私設桃夭生徒会」。しかし男子寮閉鎖計画の陰には、なにやら彼らには窺い知れぬ思惑が。それは桃夭学園の歴史にも繋がる、人と人との間を流れる深く大きな川。
過去から現在へと受け継がれる伝統という名のくびき。どうする男子! どうなる男子寮! どう出る私立桃夭学園!」
テンポ良い会話が持ち味の「荒川工」、エロテキストに定評のある「J・さいろー」で間違いなく面白くなることが分かる作品。
特にあやかしびとの男キャラとのやり取りが上手く書けている学園描写が大好きだし、「Lien ~終わらない君の唄~」もテキストセンスが光る作品だったので大変期待していた。
そして「TECH GIAN 2006年12月号付録」にてTG体験版が収録されており、プレイするとその期待は確信に変わった。







演出や絵素材も多く、力が入っているのが感じられた。
また、主人公が明らかに昼行灯で力を隠しているのが分かり、野球スポ根物、青春物としてメチャクチャおもしろそうだった。
体験版マジ面白い。
OPも出来ていて曲も大変良く期待値は高まるばかり。
というかOP始まってまず主人公→それから全男キャラ紹介してヒロイン紹介って順番珍しすぎるw
男キャラ書くくらいならヒロインの差分でも増やせという意見も分かるけど、ただの賑やかしの男キャラでなくガッツリシナリオに絡んでくるなら全然問題ないし、もっと他作でも男キャラ比率高めて欲しいと思う。
しかし無情にもその期待に反して延期が続いていき、ついには発売中止に。
荒川工氏の病気(気管支喘息)が大きな原因なので仕方ないところもあるがただただ残念。
【発売日変更履歴】
2006/10月予定
↓
2006/10/27
↓
2006/11/24
↓
2007/02/23
↓
2007年予定
↓
未定
↓
発売中止

(出典:TG2007年2月号)
しかし、このインタビュー記事に一筋の希望が!!

荒川工「必 ず 完 成 さ せ ま す」
言質取った!!!
これはもう絶対発売されるな!楽しみだ!!(※インタビュー記事は2007年2月

なお、J・さいろー氏も休筆した模様…
ゲームシナリオライターのJ・さいろー先生一時休筆
荒川工氏はラノベ数冊書くも「やましいゲームの作り方」の3巻はいっこうに出る気配がないし…。
9.「この空の果てまで」(郷愁花屋(同人))

あらすじ
「―――こんな醜い世界、こっちから願い下げだ。自殺を決意して、屋上から高い空を臨む。果てしない空の向こうへ飛び立とうとしたそのとき、扉が開く音がした。見知らぬ女子生徒がそこに立っていた。自殺を止めようとする彼女。何故止めようとするのか問いかける。「あたしが先に、自殺するからよ!」…ぼくの運命を変えた彼女との、運命の出会いだった。」
「滅び朽ちる世界に追憶の花束を」のサークル新作。
滅花は思わず100点付けたほど気に入った作品。
全ての要素が絡み合ってラストに繋がる様は圧巻の一言だった。
テーマもはっきりしているし、音楽も最高に良いし、イラストも世界観と合っていて文句のつけようが無い。( 信者感
気に入りすぎて自作でパッケージ作成したほど。
データ数少ないとはいえ、中央値90点は伊達じゃない完成度。

そんなサークルの新作なら期待するなという方が無理というもの。
しかし、製作発表が2009年あたりで製作は滞っているのが実情。
最近少しだけ製作意欲が上がってきたようで、製作日記も更新されており気長に待つ所存。
もし販売されたら速攻で買おうな!
滅花はDL販売も無くなり難民が出ている状況で、「この空の果てまで」もいつ販売中止するか分かったもんじゃない。
予定では900円なのでお財布にも超優しい。
イメージ絵も美麗で引き込まれるし、滅花と世界観を同じとする本作でどんな物語が展開されるのか。




立ち絵ありの人物が19人も。
現在、立ち絵もリメイクしているようなので変更はあるだろうが、これだけの大人数で紡がれる物語が本当に楽しみ。

10.「Aria」(F&C)


(出典:2003年冬コミ版「まじょかべ」付属Aria小冊子)
「夢を見た 闇の中、誰にも届かぬ言葉を一人唱え続ける ひとりぼっちの、そんな夢を」(小冊子表紙より)
まあそれについてはこちらの記事でヘイト撒き散らしたので割愛。
CUFFSにトノイケダイスケ、☆画野朗が移籍する前の企画。
なので、これから製作されていく「さくらむすび」「Garden」などの原型っぽいところが散見された。
雰囲気はどちらかと言えばGardenに近いように感じた。
気になったキャラ4名のみ載せる。(他には別キャラ4名の紹介やプロローグ的な文章などあり)




「桜子」=さくらむすびの「紅葉」 「エリカ」=Gardenの「絵里香」


特に桜子は本当に紅葉まんまだから原型なのだろうな。
また、桜が名前に入っているのも”さくら”むすびを連想させる。

テーマも「言葉で出来ないもの」みたいで、
そういった雰囲気作りは「トノ✕☆画野朗✕安瀬聖」はすごいのでどんなものだったのか気になる。
本作が出ることはまず無いと思うが。
勿体無い…勿体無い…。
なんでも良いから早く「トノ✕☆画野朗✕安瀬聖」の新作をお願いします…。
てなわけで「発売、完結したら泣いて喜ぶエロゲ・ノベルゲ10選」でした!
他には
「末期、少女病 -Lyrical pop World’s end-」
「ドグラQ」
「同級生3」
「非人類惑星征服物語 コンキスタドール」
「EDEN -最終戦争少女伝説-」
「乙女ファンクション」
「けれど輝く夜空のような」
「GOTHIC ~The Age of Innocence~」
あたりが思い浮かんだけど、自分にとっては気になりつつ思い入れとか鑑みると今回の10作品ほどやりたい訳ではなかった。
全部出ればみんな幸せになれていいのになー。