ChronoBox -クロノボックス- 感想&考察(妄想)

ErogameScape -エロゲー批評空間-への投稿感想
体験版公開時に考察もやっていた。
WEB専用体験版ver1、ver2 感想&考察
ネタバレ無しについては「ErogameScape -エロゲー批評空間-」での感想で記述したので割愛。
ブログではクリア後でも残る疑問点とか書こうかなと(画像も使えるし
まだ発売して間もないので細かく言えませんが、クロノボックスに関する全ての謎は概ね作中で解消されるように書いています。何らかのクエスチョンが残ったとしても、色んなキャラの色んなセリフから照らし合わせればどれも一応の理由付けはされるはずです。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月29日
ということで以下ネタバレなので注意。
考察というか妄想が多いのはご容赦を。
1:体験版ver1内での伏線
前夜にこっそり呟き。発売前日だから言える小ネタ。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月25日
本作公開当初からある「犯人は誰?」について。そもそも「何に対する犯人か」は本作をプレイしてユーザー様それぞれにお考えいただきたいです。同じ出来事でも多角的に考えたら犯人の定義は変わってくると思うので、一概に特定できないと思います。 pic.twitter.com/tq4079Kj6I
それを踏まえて「作中のとある出来事を施した人物を犯人とする」と定義した時、十五人の中の誰かが犯人に該当します。それは実は体験版1の時点でこっそりわかるようにしてあるんですが、おそらく誰も気付いてないレベルでちょーーーーー見つけにくいです笑
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月25日
とはいえ犯人を問う以上、アンフェアにならないように一応のレベルで根拠は提示していました。去年10月の段階で早々にそれに気付いたユーザー様が「犯人こいつじゃね?」ってネットに拡散したらどうしようって内心ビクビクしてました。さすがに今日までそうならずに済みました……。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月25日
この一連のライターの呟きを読んでから、体験版ver1をやり直してみたけどあまりピンとこなかった。
ちょっと違和感あったのが序盤に転校生の為の歓迎会をやることになって、
その後に主人公が教室出ていく際に御伽が発した
「…那由太君、楽しい事好きだもんね」
という台詞。

話の流れ的には那由太が教室を出ていったのは、
歓迎会の為に色々行動しようとした結果と察した御伽ということになるが、なんか違和感があった。
クリア済みだと
「作中のとある出来事を施した人物を犯人とする」
については
EDENを脳内で創り出した人物=那由太が犯人となる。
それを踏まえて「…那由太君、楽しい事好きだもんね」という台詞は、
現実では起こり得なかった歓迎会を那由太が楽しい事が好きだからこそ起こったという示唆に受け取れた。
また、web版体験版ver1の最後には「犯人は誰?」と選択肢が出現するが、
そこで空白部分を選択するとプログラム的なムービーが流れる。
主人公or屍以外は選べるので、この時点で「主人公」がある意味犯人ということを示したいたのかなぁ。
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2017/6/3追記
上記のように妄想を私は羽ばたかせていたのだが、
くびきりさんが考察で完膚無きまでに「正解」を提示してくれた。
そりゃ作者が正解を言わなければ本当に正解かは不明だけど、
私は完璧に納得したし、ほぼ大多数の方が納得する!(はず
こういうの書かれると自分が書いたの恥ずかしくなるな~w
削除するのもなんかアレなんで残してはおくけど。
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2:「SEI」について

【10週目】の黒山羊による殺戮にて御伽の傍にあったメッセージ。
ここまであからさまなのに最後まで明かされずに終わってしまった。
書いていて妄想な気もしてきたが私はこのメッセージを「5∈1」と解釈した。
以下、それに至った私の思考。
■まず「SEI」については却下。
主人公が読み取ったのが「SEI」であり、だいたいゲーム内主観での読み取りはミスリードが多いので。
■次は数字で考えてみる。
「5E1」
このEは指数表現とすると
1E0=1
1E1=10
1E2=100
1E3=1000
なので
「5E1」=「50」となる。
作中にて数字で思いつくのが、被験番号。
50番は…いない。
四十九 筮(つるし うらな)が51番であり、それ以前の番号は不明なので却下。
そもそも、わざわざ指数で表現する必要性がないかと。
■逆側から読み取ってみる。
「135」
なんのこっちゃ…。却下。
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→2017/5/31追記
コメント頂いて「那由太の飛行機事故の135便」を思い出した…。
ご指摘ありがとうございます!

くるっと逆から読めば「135」
なんか「1」のかすれ具合から書き順逆な気もしてたが、サッと書けばおかしくはなかった。
ってことでやっぱシンプルにこれで確定かな。
少なくとも「∈」よりはよっぽど納得できるww
でも
・なぜ御伽の傍にだけこのメッセージを残した?他の3キャラでは駄目だったのか?
で変わらず疑問がある…。
あとこれは
・誰から主人公へのメッセージ?
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■宗教節を示している可能性。
志依が黒山羊について「バフォメット」というキリスト教の悪魔の一人という情報を提示したので、
「聖書 50節」「聖書 135節」で検索。分からん。私の中では却下。
しかし、作中でも玖塚姉妹は宗教を信仰していたし、教会が重要な場所でもあるので、
この方向性の可能性はあるかもしれないなとも思う。
■当初の文章の改変の可能性
志依が指摘していた通り、御伽自信が仮に書いたとしてもそれを消したら良いだけで、わざわざ改変を行う必要性がない。
却下。
ここらへんで詰まった。
そもそも長文ならまだしもたった3文字にそこまで意味を込めれないと思う。
長文ならアナグラムとかできたりするけど。
やはり宗教節のようにその番号自体が聖書などのどこかの文章の引用を示してしているとか、
それとも数式なのかと考えた。

再度、よく「SEI」について見直すと、どう見てもかすれ方からも
初めの「S」は「5」としか見えなかった。
そこで作中で「5」という数字が大きな意味を持つのは何かと考えると、「箱の数=中身」である
■1個目:右目
■2個目:右手
■3個目:性器
■4個目:皮膚(火傷)
■5個目:声帯
このダイイングメッセージを見る頃には、5個の黒い箱を全て開けており、
残すは屋上での「6個目の箱=樺音の首」だけである。
ここでふと思い付いたのが、集合の記号である「∈」である。
形が「E」に似ているなと。
a ∈ A:「a は A の要素」「a は A に属する」を表す。
これを当てはめれば「5∈1」となり、「5は 1 の要素」「5は 1に属する」
または、「5∈I」となり、「5はI の要素」「5は Iに属する」
これから考えると、あのメッセージは、
「今まで開けた5つの箱内にあった部位・欠損は、一人の体に属するor要素」
「今まで開けた5つの箱内にあった部位・欠損は、I(私)=主人公の体に属するor要素」
を示唆したのかなと。

このメッセージは犯人(主任)が主人公(那由太)に向けたものかと。
主任はEDENに入る前に
「事件の記憶を蘇らせるのが一番ね。
事件のインパクトを強調させて脳に刺激を与える事で、
あなたの中の残滓が一時的に反応するはずよ。」
とも言っていた。
5つ箱を開けて主人公の残滓はだいぶ殺せた。
そこで最後の6つ目の箱で「樺音の首」を出して最大のさぶりをかける。
その前に主人公が5つの欠損を持っているということも認識すれば、
揺さぶりは相乗効果で最大となるとの考えからのメッセージかな…(妄想
ということで私の解釈は「5∈1」となった。
私の思考まで詳細に書いたのは、もしかしたら他の方の考えの役に立つかもと思って。
私の解釈も穴いっぱいなんで、もっと納得できる解釈を考えて欲しいです…
以下、私の解釈の穴
・なぜ御伽の傍にだけこのメッセージを残した?他の3キャラでは駄目だったのか?
・Eと∈って似てはいるけど、どう見ても「E」だよなぁ…。
3:「姫市 天美」の扱いについて

姫市天美だけギフトながら扱いが特殊だったように感じた。
【11週目】で主人公の現実送還を後押しする流れとなるが、その中で【1週目】に天美が渡した手紙が開けられ
「あなたを想うこの気持ち、真実だって誓うよ」
と記載あり。
そしてメインヒロインである樺音の笑顔とも対比するくらいの高待遇っぷり。



その後にギフト所持者達は首がない状態で登場。
羽瀬 久次来、高梨子 小鳥、夛里耶 猶猶、玖塚 あざみ子のギフト達とは違い、なぜ姫市 天美の想いだけが特に強く描かれたのだろうか。
これについてはライターのこの呟きと関係ありそう。
その中でも一つだけ、結局回収されなかった謎があったかと思います。意図してあえて謎のままにしました。それについては時期尚早だと思うので、もう少し時間を置いてからいずれ何かの形でお伝えしたいと思います。この謎の真意を理解してあげないと、作中のあるキャラはまだ救われたとは言えません。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月29日
ここらへんは考え中なんで何か書けるようなこと思い付いたら更新したい。
完全な妄想だけど、天美は樺音の記憶の残滓とか受け継いでいたとか???
そう考えると【1週目】のフーカのこの探しているのは自分の本当のギフトなのかなーとか。
「ワタシの…本当の主は--」って意味深だし。


4:キャラ名について
深夜にこっそり呟き。発売直前だから言える小ネタ。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月23日
クロノボックスのキャラ名は、そもそも名前自体が伏線になってるキャラを除いて、命名の際に本作風に基づいたある特徴を共通点として設けました。それぞれのキャラの名前、または名字、または名前と名字両方にその特徴が入ってます。 pic.twitter.com/MCBQJOpRyx
登場人物全キャラに……と自縄自縛しませんが、ほとんどのキャラの名字名前のどこかにその共通点が隠されているハズです。一見変な名前に見えますが、一応ルールがあったんですね。あくまでライターの遊び心程度の話なので、本編中も含めて今後どこかでそれを詳しく明かす事はしないでしょう。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月23日
ちなみに『姫市天美』だけはある事情からそのルールを命名に適用する事が出来ないので、あえてそのルールとは真逆の特徴となる要素で名字も名前も命名しました。だから彼女の名前だけ他のキャラとちょっと浮いてるんですが、そういうの感じ取ってる人いたらスゴいです。
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2017年5月23日
とあったのでチャレンジしてみた。
この書きっぷりだとやっぱり『姫市天美』にはなんかあるんだろうなぁ…。
「本作風に基づいたある特徴」
について色々考えた時に「黒」がまず思い浮かんだ、あとは「死」。
過去作の命名でも「黒」を使用しているし。
『クロエ』という名前も『黒』からきています。本編の二人の私服や追加シナリオのパッケージなどの色合いも白と黒で揃えていただきました。声優の桜水季さんにはその白黒度合いを上手く表現していただき、感謝! pic.twitter.com/pyK8BmdEsG
— 桜庭丸男@クロノボックス発売中! (@sakuraba_maruo) 2015年9月26日
ではまた妄想を。ほんと妄想だから…。
全然埋まらないからおいおい考えていきたい…。
他に考えたのが文字の画数とか。
あと3文字の名字or名前のキャラ多いな。
0051:四十九 筮(つるし うらな)
→四十九日を連想=「死」
0052:羽瀬 久次来(はせ くじき)
0053:フーカ・マリネット
0054:姫市 天美(ひめじ あまみ)
0057:木ノ葉まころ(きのは まころ)
0058:高梨子 小鳥(たかなし ことり)
=小鳥の伏線があるので除外
0060:飯槻 メガ(いいづき めが)
0061:由芙院 御伽(ゆふいん おとぎ)
御伽=夜のつれづれを慰めるために話し相手となること。また、その人。=「夜」=「黒」
0062:夛里耶 猶猶(たりや なおなお)
0068:彬白 夜々萌(すぎしら ややも)
夜=「黒」
0070:叶深 霍(かなみ にわか)
深=深い=「黒」(むりやり
0084:安楽村 晦(あらむら みそか)
安楽=安楽死=「死」
0085:玖塚 つつじ子(くつか つつじこ)
玖=黒色の美しい玉のような石 =「黒」
0086:玖塚 あざみ子(くつか あざみこ)
玖=黒色の美しい玉のような石 =「黒」
0100:黒蝶沼 志依(こくちょうぬま しえ)
黒=「黒」
9999:期招来 那由太(きまねき なゆた)
不明